新型スイフトシリーズが12月6日に発表、12月13日に発売となった。クルマ好きには嬉しい5速MT車もハイブリッドMXに用意されており、この5速MT車のみ1月17日に発売される。MTを残してくれただけで嬉しいけど、先代モデルにあった1Lターボは復活するのか?
文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカーWeb編集部、スズキ
■新型スイフトに5速MT車がある!
12月6日に発表、13日から発売される新型スイフト。そのなかに、いまどき珍しい5速MT車がラインナップされている! 5速MT車は1.2Lマイルドハイブリッドの「ハイブリッドMX」に設定されている。
5速MT車は財布にも優しい。なんと環境性能割、エコカー減税が免税、WLTCモード燃費は、ハイブリッドMX(FF)、CVTの24.5km/Lよりも0.9km/L上回る25.4km/L。
5速MT車のハイブリッドMXの価格は、同グレードのCVT車と同じ192万2800円と、200万円切りは嬉しい。発売はこの5速MT車のみ1月17日となっている。
なかなかいまどき、200万円切りのMT車がないので、欲しい人はぜひ!
■ガソリン車のRS、ハイブリッドRS、1LターボのRStがないのはなぜ?
新型スイフトのラインナップを見て、ストロングハイブリッド、ガソリン車のRSとハイブリッドRS、1LターボのRStがないのに気付いた方はかなりの通。
この事実について、スズキ開発者に聞いてみたが「先代スイフトの販売割合が、ガソリン車4、マイルドハイブリッド4、ストロングハイブリッドが2となっていました。ストロングハイブリッドの割合が2と極端に少なかったので見送りました」。
たしかに2017年4月の発売当初は、マイルドハイブリッドだけだったが、2017年7月にストロングハイブリッドが追加された。しかしストロングハイブリッド車の価格が高く、コストパフォーマンスが悪かったので、2020年8月に販売終了となっていたのだ。
マイルドハイブリッド車は、ガソリン車に対して燃費が14%向上し、車両価格は約23万円アップ。それに対し、ストロングハイブリッドは、マイルドハイブリッドに対して燃費は17%向上、車両価格は約16万円ほど高かった。
その後、1.2LのNAガソリンエンジン仕様に5速MTを組み合わせるRS、同エンジンのマイルドハイブリッド仕様のCVT搭載車となるハイブリッドRS、そして、スイフト史上初となるターボエンジン搭載のRStの3タイプを設定していた。
RS、ハイブリッドRS、RStはフロントグリル、フロント&リアバンパー、スポイラー、サイドステップ、ルーフスポイラーを専用開発し、リアフォグランプや切削加工とブラック塗装を施した16インチアルミホイールを装備。
インテリアはセンターコンソール、ステアリング、シフトブーツ、専用ファブリックシート表皮、シルバー加飾、シルバーステッチを施したほか、3代目同様、ショックアブソーバーや電動パワーステアリングなど欧州チューニングが施されていたこともあって評価も高かったのだが……。
しかし、102ps/15.3kgmを発生する1LターボのRStも2020年5月に販売終了、今回の新型スイフトにも用意されていない。
新型スイフトにはこのRS、RSハイブリッドがラインナップされていないことに関しては今回スズキ関係者に聞いてみたが「いまのところ考えていませんが、ご要望があれば……」とのことだった。
RStに関してもすでに先代スイフトの時に途中で販売終了となっている経緯もあるので、仕方ない気もするが、やはり、トップモデルのスイフトスポーツがあるので、ラインナップされないのもやむなしといったところか。
1Lのターボは、それほどハイチューンなターボではなかったが、欧州仕様の足回りのもたらすハンドリングの良さとの相乗効果で、気持ちいい走りのモデルだったのに……。
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コメント
コメントの使い方もしスイフトスポーツが出たらですが、スイフトスポーツのエンジンをデチューン・レギュラー仕様にしてRSとして出して欲しいです