2024年5月20日、トヨタはシエンタの一部改良を発表した。新型フリードの発表から11日後に発表された一部改良の内容とは?
文:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ
■装備充実とメーカーオプションの拡大が中心
やはり新型フリードの発売を脅威に感じていたのか、新型フリードの先行予約がスタートした5月9日から11日後にシエンタの一部改良が発表された。
まず、好評なメーカーオプションを標準装備したこと。具体的には、コネクティッドナビ対応10.5インチディスプレイオーディオPlusをZグレードに標準装備としたほか、パノラミックビューモニターをZ、Gグレードに標準装備。またスマートエントリー&スタートシステムをXグレードのガソリン車にも標準装備とした。
メーカーオプションの設定拡大については、まずデジタルキーをZ、Gグレードに新たにメーカーオプション設定(3万3000円)。このデジタルキーは専用アプリをインストールすることで、スマートフォンを車両のキーとして使用可能となる。
また外部給電アタッチメントをZ、G、Xグレードのハイブリッド車に新たにメーカーオプション設定。この外部給電アタッチメントは、専用アプリをインストールし、スマートフォンの車両のキーとして使える便利な機能で、メーカーオプションのアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)選択時に外部給電アタッチメントも追加される(4万5100円)。
ボディカラーは、ホワイトパールクリスタルシャイン、ダークグレー×グレイッシュブルー2トーンを廃止し、プラチナホワイトパールマイカ(Z、G、Xグレード)、ダークグレー×アーバンカーキ2トーン(Z、Gグレード)を新設定。
ディーラーオプションとしては、トヨタ初となるナノイーX搭載クリーンシーリングライト(3万6300円))を新設定。これのシーリングライトは2種類の照明に備え、ナノイーXも搭載している。
■価格アップは3万5000円~12万6600円
さて気になるのは価格がどれくらいアップしたのかということ。最安価格はガソリン車のX、2WDの195万円だったが199万5200円と4万5200円アップ。スマートキー&スタートシステムを装備した分のアップ幅となる。
コネクティッドナビ対応10.5インチディスプレイオーディオPlusやパノラミックビューモニターが標準装備となったZグレードの値上げ額は12万6600円アップの323万4600円(2WD、7人乗り)。
この改良で、新型フリードに流れる客を食い止めることはできるか?
●ハイブリッド車
ハイブリッドZ 2WD(7人乗り)/323万4600円
ハイブリッドZ E-FOUR(7人乗り)/323万4600円
ハイブリッドZ 2WD(5人乗り)/299万6600円
ハイブリッドZ E-FOUR(5人乗り)/319万4600円
ハイブリッドG 2WD(7人乗り)/272万7500円
ハイブリッドG E-FOUR(7人乗り)/292万5500円
ハイブリッドG 2WD(5人乗り)/268万7500円
ハイブリッドG E-FOUR(5人乗り)/288万5500円
ハイブリッドX 2WD(7人乗り)/243万円
ハイブリッドX E-FOUR(7人乗り)/262万8000円
ハイブリッドX 2WD(5人乗り)/239万円
ハイブリッドX E-FOUR(5人乗り)/258万8000円
●ガソリン車
Z 2WD(7人乗り)/268万6600円
Z 2WD(5人乗り)/264万6600円
G 2WD(7人乗り)/237万7500円
G 2WD(5人乗り)/233万7500円
X 2WD(7人乗り)/203万5200円
X 2WD(5人乗り)/199万5200円
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