2022 FIM※世界耐久ロードレース選手権(以下、EWC)最終戦 ボルドール24時間レースが、9月17日から18日にかけてフランスのポール・リカール・サーキットで開催され、ランキング2位につけていた「F.C.C. TSR Honda France」が、逆転で年間チャンピオンを獲得しました。F.C.C. TSR Honda France のタイトル獲得は、2017-2018シーズン以来4シーズンぶり2度目になります。
※ FIMとは、Fédération Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称
F.C.C. TSR Honda France
CBR1000RR-R FIREBLADE SP
F.C.C. TSR Honda France は、ライダーにジョシュ・フック選手(オーストラリア 29歳)、ジーノ・リア選手(英国 33歳)、マイク・ディ・メリオ選手(フランス 34歳)の3名を擁し、マシンはHonda 「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」の体制で、2022年シーズンのEWC開幕をむかえました。
現地時間17日15時にスタートした決勝レースは、4番手からスタートしたものの、2度のトラブルにより一時は28番手まで順位を下げましたが、その後は着実に周回を重ね順位を回復し、24時間後の18日15時には4位でフィニッシュ。チャンピオンを争うチームが次々とリタイアしたこともあり、逆転でF.C.C. TSR Honda FranceのEWC年間チャンピオンが決定しました。
「ついに世界耐久ロードレース選手権のチャンピオンになることができました! 過去にもチャンピオンまであと一歩のところにいったこともありましたが、長い間求め続けていたタイトルをやっと獲得することができてとても誇りに思います。とてもタフなレースでした。周りが1台、また1台と止まっていく中、僕たちもトラブルに見舞われていました。TATI TEAM BERINGER RACING(カワサキ)が上位で争っている時、トラブルを避けるために追っていたマシンと十分な距離を取ることにしました。彼らのタイトル争いが難しくなった後は、ストレートでの早めのシフトアップでエンジンを温存する計画へと変更しました。表彰台を獲得するよりもタイトルの獲得が大事だったので、正しい選択をすることができたと思います」
F.C.C. TSR Honda France アラン・テシェ選手
「メカニカルトラブルに見舞われた時もあり、チームの皆にとって大変なレースになりました。チームスタッフはピット作業で時間短縮に勤しみ、僕たちライダーはレース戦略の実行にベストを尽くして走りました。Yoshimura SERT Motul(スズキ)がリタイアした後は、僕の元在籍チームであったTATI TEAM BERINGER RACING(カワサキ)とのタイトル争いになりました。2018年にタイトルを獲得したチームだったので、複雑な気持ちでした。このタイトル獲得に大きく貢献したジーノ・リアの回復を心から願っています」
コメント
コメントの使い方