YZF-R1に代わる次世代のスーパースポーツ「YZF-R9」が大阪モーターサイクルショーに展示。専用アルミデルタボックスフレームにMT-09譲りの890cc並列3気筒を搭載し、手頃な価格が期待されている。今回は発売予定のアクセサリー装着車が披露。外観と機能性を高める数々のパーツが用意されていることがわかった。
文/沼尾宏明
専用フレームにウイングまで装備、MTからわずか+1kgの軽さも魅力だ
日本では「2025年春以降に発売」とアナウンスされているYZF-R9。2024年、ワールドスーパーバイク最終戦、へレスサーキットで世界初公開され、国内では昨年10月に鈴鹿サーキットで日本初公開された。今回の大阪MCショーで国内2回目の一般披露となる。
YZF-R9は、2025年モデルで生産終了となる公道版YZF-R1に代わる最高峰スーパースポーツ。現行MT-09に搭載されている「CP3」エンジン=888cc水冷並列3気筒をベースに、制御系やマッピング、点火時期などのセッティングを専用設定している。
最高出力は119ps/10000rpm、最大トルクは9.5kg-m/7000rpmと、MT-09やXSR900GPと同じ数値ながら、出力特性はよりスポーツ向けのキャラクターとしている。パワーモードも1/2/3/4(スポーツ/ストリート/レイン/ユーザー設定)と同じ4種類ながら、その出力特性は専用設定という。
MT-09シリーズからの大きな変更は、専用設計のアルミデルタボックスフレーム。単体重量はわずか9.7kgで、ヤマハ製SSで最も軽いフレームだ。この恩恵で車重は、フルカウルながらネイキッドのMT-09SPから1kg増の195kgに抑えている。
さらにヤマハ史上最高を謳う空力性能も魅力だ。空気抵抗が少ない上に、ライトしたにウイングレットを装着。直線での揚力は6~7%減少し、フロントダクト下のスポイラーと組み合わせると旋回時に揚力を約10%減らしてくれる。
前後サスは新設計のKYB製。2025年型のR1 GYTRおよびR1レースベース車と同等品で、R9専用にセットアップされている。
価格は未発表だが、MT-09シリーズやYZF-R7と同様、手に入れやすい価格を目指すとのこと。北米仕様は約189万円だが、日本ではより抑えた価格を検討しているというから今後の発表を期待したい。
今回紹介した車両は、機能性を高めつつ、よりレーシーな外観となるアクセサリーを装着。これらのアクセサリー群は全て参考出品で2025年春以降に発売予定だ。

YZF-R7の流れを汲む中央のLEDヘッドライトと左右の切れ長ポジションが特徴。ウイングレットは大型で、ライト下からほぼ水平に広がり、アンダーカウルにまで延びる。スクリーンは参考出品アクセサリーの「スモークスクリーン」で、R9ロゴ入り。
【参考】YZF-R9(欧州仕様)主要諸元
・全長×全幅×全高:2070×705×1180mm
・ホイールベース:1420mm
・シート高:830mm
・車重:195kg
・エンジン:水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ 890cc
・最高出力:119PS/10000rpm
・最大トルク:9.5kg-m/7000rpm
・燃料タンク容量:14L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=180/505R17
・価格:1万2499ドル(北米仕様、約187万円)
詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/449393/
ヤマハのSS新旗艦「YZF-R9」登場! レーシーなアクセサリーも多数用意される【モーターサイクルショー2025】【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery3/449393/449448/
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