今年4月に発売予定の新型「Z900 SE」が大阪モーターサイクルショーで展示。刷新されたデザインとSEの特徴であるブレンボ製ブレーキやオーリンズ製サスペンションに注目だ。
小顔化の3眼とアルミシュラウドを採用した「Sugomi」デザイン!
直列4気筒を搭載するストリートファイターの人気車種「Z900」のビッグチェンジが発表されたのは去年のミラノショーでのこと。現行Zシリーズでお馴染みの「Sugomi(凄み)」デザインはそのままに、ヘッドライトの3眼化やシュラウドにアルミパーツを採用するなど外観上の“Sugomi感”がより強化されていた。
Z900は、欧州でヒットしたZ800の後継として2017年にデビューしたスーパーNK。現代版Zシリーズに継承されるシャープな「Sugomi」デザインと、948cc並列4気筒+鋼管トレリスフレームによる軽量パワフルな走りが特徴だ。そんなZ900は大幅な変更が成されないままだったが、2025年モデルにして大幅に変更された。
デザインを始め、新設計の電子制御スロットルやIMUとクルーズコントロール、クイックシフターを標準で装備。またカワサキ初となる「ターンバイターンナビ」を導入したメーターや、シートなども新作である。特に注目の変更点はやはりヘッドライトとシュラウドだろう。ヘッドライトは2024年型のZ500を彷彿とさせるコンパクトな3眼LEDへ変更、従来の樹脂製からツヤ消しのアルミ製シュラウドへ変更されたのは非常にインパクトが強い。
5インチに拡大したメーターとカワサキ初のナビに注目! SEで足回りも豪華に
今回展示された「Z900 SE」だが、日本においてスタンダードのラインナップは終了する模様。今後はブレンボ製のブレーキシステムとオーリンズ製のサスペンションを備えた「SE」のみとなり、デザインと走りのインパクトをより前面に押し出した形だ。よりプレミアムな仕様になったと言える。
ただ先述の通り、強化されたのはデザインや足回りだけではない。新設計の電子制御スロットルやIMUとクルーズコントロール、クイックシフターはもちろん、注目なのが同社初となるターンバイターンナビ式の存在だ。アプリの「Rideology The App Motorcycle」を使えば音声コマンドで各種機能がコントロール可能に。4.3インチから5インチに変更されたTFTカラー液晶メーターで次の曲がり角の表示も分かりやすく、よりライダーがツーリングをストレスフリーに楽しめるようになった。
全てにおいてプレミアムに進化した2025年型「Z900 SE」。発売は4月13日を予定している。
コメント
コメントの使い方