一本橋やスラロームはどうなる? 名車CB400SFに代わる教習車候補!400XとGB350教習車を見よ!

CB400SF教習仕様車に比べて実技の難易度はどうなる?

 筆者はCB400SFもフロントが19インチになった400Xも両方試乗経験があり、市販仕様がそのまま教習車になるとすると「400XはCB400SFよりも少し難しくなりそう」というのが率直な見方になる。すでに書いてきたように19インチのフロントホイールがポイントだ。

 単純にホイール径が大きくなると安定性が高まってツーリングでは快適になるが、小回りは小径ホイールが有利。教習所の課題で苦手意識があるライダーが多いスラロームでどう影響するかが気になるところ。さらに前まわりにボリュームがあり重心が高いのでこれも影響するだろう。

 逆に有利になると思われるのが一本橋。スラローム以上に難易度が高い課題なので、むしろ嬉しいライダーもいるかも知れない。19インチホイールの安定性の高さだけでなく、アドベンチャーツアラーならではのアップライトでワイドなハンドルでバランス操作がしやすいはずだ。

 車重は教習用の装備が抜きでCB400SFが198kgなので、199kgの400Xと互角。また、400Xの並列2気筒エンジンは回転をあまり上げなくても発進しやすいので、高回転型となる並列4気筒のCB400SFよりもエンストしにくいはずだ。ただし、CB400SFより50mm高い400Xのシート高は教習車仕様でローダウンすべきだろう。発売時期は2024年4月と予想される。

400Xに身長170cmの男性がまたがるとこのように。CB400SFよりもタンクやハンドルが高い位置にあるので、ボリューム感を感じるはず。ただ、750クラスほどの大きさはない
400Xに身長170cmの男性がまたがるとこのように。CB400SFよりもタンクやハンドルが高い位置にあるので、ボリューム感を感じるはず。ただ、750クラスほどの大きさはない
【画像ギャラリー】400Xのシート高はCB400SF教習車よりも50mm高い! 足着き性は?(7枚)画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!