交通ジャーナリストである筆者の鈴木文彦氏が、約50年に及ぶ取材活動の中で撮影してきたアーカイブ写真。ここから見えてくる日本のバス史を紐解くこの企画。今回はバスが大きく姿を変えた時をご紹介する。
かつては多様なメーカーがボディを架装していた。中にはかなりローカルなボディメーカーも存在した。それらが集約されていくのは1960年代。バスのつくりがフレームレスに移行し、シャーシメーカーとの一体化が進められる中での動きだった。そして1970年代には順次姿を消していった。筆者が記録できたのもその最後の姿である。
(記事の内容は、2023年3月現在のものです)
文・写真/交通ジャーナリスト 鈴木文彦
※2023年3月発売《バスマガジンvol.118》『写真から紐解く日本のバスの歴史』より