ヤマハの水上オートバイ「WaveRunner」が40周年を迎え、その節目を飾る日本限定モデル「FX JAPAN LIMITED」が登場した。デザインを手がけたのは長年ヤマハと歩んできたGK京都。初代のDNAを現代に継承する特別仕様は、海を愛するユーザー必見の一艇である。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
初代“RED DNA”を現代へ――40年の軌跡を凝縮した特別モデル
ヤマハの水上オートバイ「WaveRunner」は、1980年代の登場以来レジャーからスポーツまで幅広いユーザーに支持され、日本を代表するパーソナルウォータークラフトとして進化を続けてきた。その40周年を記念して登場したのが、日本限定の「FX JAPAN LIMITED」である。
デザインを担当したのは、1989年からWaveRunnerのデザインを手がける株式会社GK京都。今回の特別モデルは、初代WaveRunnerの象徴的な赤いカラーリングをオマージュし、“RED DNA”をテーマに上質かつ深みのあるワインレッドを採用。この色調ひとつで40年の歩みと熟成されたブランドイメージを視覚的に表現している。
車体全体のコーディネートは、単なる限定色に留まらない。「これまでの歴史へのリスペクト」を軸にした意匠は、ファンにとって“刺さる”ポイントが随所に散りばめられている。
ミリ単位で磨き込む“加飾の芸術”――特別モデルだけが許された表現
FX JAPAN LIMITEDの最大の魅力は、量産モデルでは実現困難な緻密な加飾表現にある。具体的には――
・ミリ単位で調整された専用グラフィック
・存在感のある3Dエンブレム
・シート縫製の糸色まで統一されたコーディネーション
・ボルト一本に至るまで意図された質感演出
これらの積み重ねが「特別なモデル」であることを強く印象づけ、所有する喜び=情緒価値を大きく高めている。
自動車やバイクの特別仕様車でも、加飾レベルが“上質さ”を決めることはよくある。水上オートバイにおいても同じで、細部の仕立てをここまで徹底した例は決して多くない。まさに40周年の節目に相応しい存在感といえる。
“これまで”と“これから”を繋ぐ象徴――40年の歴史を刻むディテール
FX JAPAN LIMITEDの魅力は、ただ豪華にしただけのアニバーサリーモデルではない点だ。艇体を彩るワインレッドのイメージを筆頭に、フロアマットには年代を刻むデザインが施され、ハッチのグラフィック形状にもWaveRunnerの歴史が織り込まれている。
さらに、今回のモデル専用となる“WaveRunner 40th”エンブレムは、過去モデルの書体を一部引用しつつ再構成した特別なもの。往年のファンにとっては「わかる人にはわかる」嬉しい演出である。
こうしたディテール群が、単なる記念仕様ではなく、“歴史を未来へつなぐモデル”というストーリーを成立させている。水上バイクの世界を知る読者であれば、こうした世界観づくりがいかにブランド価値を高めるか、強く共感できるだろう。
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