2022年9月に発生した通園バスへの子供の置き去りによる死亡事故は大きな社会問題となった。これを受けて幼稚園や保育園の送迎に使われる園バスに安全装置を設置することが義務化されたことにより、国土交通省が12月20日に装置の仕様を定めたガイドラインを公表した。
しかし根本的な解決は安全装置の設置ではできない。いかにヒューマンエラーをなくすか、そのヒューマンエラーを惹起する要因をいかに解決するか、人の命を預かる自動車の運転を仕事とする者みんなが考えなければならない。
(記事の内容は、2023年1月現在のものです)
文・写真/鈴木文彦
※2023年1月発売《バスマガジンvol.117》『鈴木文彦が斬る! バスのいま』より