昭和レトロな「名鉄ひがおか(東岡崎駅)」のバスターミナルが変わっちゃうってマジ?

昭和レトロな「名鉄ひがおか(東岡崎駅)」のバスターミナルが変わっちゃうってマジ?

 ターミナル駅前に広がるのは大きなロータリーにタクシー乗り場、そしてバスターミナルと相場が決まっている。路線バスが各方面へ散る姿は駅の風景の1つである。そのバスターミナルも様々な形態があるが、今回はそんな中で時代を感じる昭和タイプの愛知県の東岡崎駅を紹介する。

文/写真:東出真
編集:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)

■東岡崎駅のバスターミナル

東岡崎駅のバスのりば
東岡崎駅のバスのりば

 愛知県岡崎市は愛知県のほぼ中央に位置し、名古屋めしでも知られる八丁味噌の産地であり、最近ではドラマでも大きな話題となった徳川家康の生まれた岡崎城があることでも有名な街である。

 そして今回は名古屋から名鉄の特急で約30分で到着する名鉄東岡崎駅に降りた。駅前に位置するのが、名鉄バス北口乗り場である。乗り場は1~5番と9番の6ヶ所あるが今回紹介するのは1~5番乗り場のバスターミナルである。

入線するのは基本的に名鉄バスのみ
入線するのは基本的に名鉄バスのみ

 ここはバスの停車位置が前向き斜めになっており、そこへ頭から進入し乗客の乗降を行ったあとでバックして切り返した後に道路へ向かうという、いわゆる「頭端式」「スイッチバック式」のバスターミナルである。

 昔のバスターミナルはこの方式が多かったが、駅のリニューアルや駅前の再開発などで姿を消しつつある。バスが斜めに進入するのは東京駅八重洲口のバスターミナルも同様だが、こちらはもっと進入角度がありホームへの突っ込み具合もより深いように感じる。

■ターミナルのスタイル

昭和世代には懐かしい形態のバスターミナル
昭和世代には懐かしい形態のバスターミナル

 それではバスターミナルを歩きながら見ていこう。このバスターミナルの乗り場はスペースがあまりないため、乗客は乗り場正面辺りのスペースや、通路側にあるベンチに座ってバスを待つ。

 バスが到着すると、まず降りる客が出てくるのでそれを待ってから乗り込むという流れが出来上がっているようだった。またバスはそれぞれのホーム端には車止めがあり、その位置で停車すると1段高く設置されているホームにバスのドアがうまく合うようになっている。

昔はこのスタイルは一般的だった
昔はこのスタイルは一般的だった

 また出発の際は運転席正面に出発合図灯があり、点灯すると出発可能というわけだ。同時に乗り場の番号表示と、ぶら下がっているランプが赤に点灯し、これからバスがバックして出てくるということを知らせる仕組みになっている。

 バスは切り返してターミナル敷地を出ていくため、思っているよりも敷地を広く使ってバックしてくる。後方からやってくるバスが邪魔にならないように注意を促す意味もあるのだろう。

 またバスターミナル入口にはバス以外の進入禁止を知らせる標識や、構内の速度制限を示す標識が並ぶ。バックを誘導する係員などはいないようなので運転士の判断で後退するようだ。

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