YE DIGITALが提供し、NECネクサソリューションズが販売した「スマートバス停」が、京成バスに3基導入され、東京都江戸川区内のバス停のうち、葛西駅2カ所および小岩駅1カ所において本格運用を開始した。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
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■インバウンド対策の強化
京成バスでは外国人観光客に対するインバウンド対策として積極的な取り組みを行っている。コロナの状況が落ち着いた今、訪日観光客が分かりやすくバスを利用してもらう目的で「スマートバス停」を導入した。
これにより安心してバスを利用できる環境が整い、外国人観光客にとっての安心感が玉かることが期待される。異なるバスの利用方法に戸惑う利用者に対し、「スマートバス停」でリアルタイムな運行状況の提供のほか、運休情報、時刻表の多言語表記、バスの乗り方、運賃の事前案内などを発信する。
また、利用者の声を重視したバスの利用方法に関する情報も柔軟に変更可能な形で提供するための検討を進めているとのこと。
■「スマートバス停」は市街地モデルType-Bを設置
今回の設置場所は3か所で、葛西駅1番のりば・10番のりばと、小岩駅0番のりばだ。今回の設置場所は「東京ディズニーリゾート」へ向かう急行路線バス「シャトルセブン」の停留所に設置される。
シャトルセブンは環状7号線(環七)を小岩駅または亀有駅から、都営新宿線の一之江駅・東京メトロ東西線の葛西駅・JR京葉線の葛西臨海公園駅を経て東京ディズニーリゾートに向かう。主要停留所しか停車しないが渋滞が発生すると遅延が多い路線なのでスマートバス停が活躍できる環境だ。
■表示内容は多岐にわたる
スマートバス停に表示できる内容は、時刻表はPDF画像表示で多言語表記ができる。バス運行状況や事業者からのお知らせについては、バス乗降車法や並び方、運賃等の英語案内、運休情報などが表示できる。
シャトルセブンは千葉県浦安市まで走るので、葛西臨海公園以遠の東京ディズニーリゾートまで乗ると、都内均一運賃ではなくなる若干ややこしい運賃体系なので、外国人に限らず事前の案内はスムーズな乗降に寄与するだろう。
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