■東南アジア圏で販売のホンダ BR-Vは価格次第で日本でも人気車となるか!?
BR-Vは東南アジア圏で販売される3列シートとなる、全長4453mm×全幅1735mm×全高1666mmというコンパクトクラスとしては長い全長を持つSUVだ。
全長が長いだけにまずまず使える3列シートを持ち、インテリアの雰囲気も明るいなど、雰囲気も楽しげだ。パワートレーンは1.5L直4・NAエンジン+CVTが基本で、国によってはMTも設定される。
今後ほどほどのサイズの3列シート車は新型コロナウイルスの影響もあり、公共交通機関を避けた家族などでの移動を考える人が増えると、さらに需要が増加する可能性は充分ある。また、BR-Vは家族が持つ人を含めた若年層にも似合うクルマでもある。
こうしたことを総合すると、BR-Vは登場が2016年のため日本導入があるとすれば次期モデルからというタイミングになりそうだが、日本でも200万円程度の価格で販売されれば、人気車になる可能性は小さくないのではないだろうか。
■東南アジア圏販売の三菱 エクスパンダーは日産との共同国内販売に期待
東南アジア圏で販売される点や3列シートで全長4475mm×全幅1750mm×全高1700mmというボディサイズ、トランスミッションこそ4速ATながら1.5L直4エンジン搭載することなど、エクスパンダーもBR-Vに近いモデルだが、エクスパンダーはミニバンに軸足を置いたモデルだ。
しかし、エクスパンダーは標準車でも最低地上高が205mmとSUV並に高く、クロスオーバー化したクロスになると225mmとクロカンSUV級となるのが面白い。
エクスパンダーもBR-V同様の魅力を持つモデルだ。日本だと三菱自動車だけで売るのは厳しいとしても、アライアンスを結ぶ日産でも売れば相当の販売が期待できる予感もする。
200万円程度の価格で販売できれば、両社の国内販売においてもそれなりの戦力になるのではないだろうか。
■インドで販売のスズキ エスプレッソはクオリティ面で厳しいか?
インドで販売されるエスプレッソは、日本の軽自動車を拡大したような全長3565mm×全幅1520mm×全高1549mmというボディサイズを持つコンパクトクロスオーバーである。
パワートレーンはガソリンとCNG(圧縮天然ガス)にも対応する1L3気筒NAエンジン+5速MTとAMTを搭載。赤、青、オレンジといった原色系のボディカラーなど、明るい雰囲気を持つ点も魅力だ。
エスプレッソのインドでの価格は最上級グレードでも49万9000ルピー(約70万円)と安いが、最上級グレードでも後席のパワーウインドウが着かないなど、もし日本導入を考えた場合には相当手を加えないと日本人が満足できるクオリティは確保できないだろう。
また、日本では軽自動車が非常に強いこともあり、スズキ社内でハスラーと競合する可能性も高い。
しかしハスラーに近いクオリティで、ハスラーより安い価格で販売できれば、スイフトが軽自動車ベースだった頃の激安特別仕様車のように「クロスオーバーは乗り降りが楽だから」などの理由で、軽自動車を敬遠するユーザー向けに商売になるくらいの販売は期待できるかもしれない。
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