マツダは2019年9月、当時の主力コンパクトハッチ「デミオ」をマイナーチェンジした。その機会に、それまでマツダの販売車種のなかで最大の販売規模を持っていた「デミオ」の車名を捨て、グローバルで使われている「マツダ2」へと名称変更した。それから1年半が経過した現在、はたしてこの戦略は成功したといえるのだろうか。
世の中では、トヨタヤリスが2020年のフルモデルチェンジ以来大ヒットを続けており、販売台数ランキングで1位を獲得。同年にはホンダフィット、日産ノートも新型へと切り替わって、令和のコンパクトカー戦国時代となっている。そんななか、かつてマツダのエースであった「デミオ」改め「マツダ2」の販売状況はやや低迷中。これでいいのかマツダ!! 挑戦は失敗だったのか!??? 毎日ディーラーを回って最前線の情報を届けてくれる、流通ジャーナリストの遠藤徹氏に伺った。
文/遠藤徹 写真/MAZDA
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