かつてオデッセイは、日本で一番売れていた3ナンバー車だった。1990年代の「ミニバンブーム」を牽引し、大ヒット車種として君臨していた。
それがいまではすっかり影が薄くなり、話題になることは少ない。2020年11月に再起を狙ってマイナーチェンジで「派手顔」を採用し、販売台数はやや上向くものの、それまで月販1000台程度だったものが1500~2000台程度。車種別月販台数ランキングでは30~40位台を推移している。
売れまくっていた頃のオデッセイはどんなところがウケていたのか。そしてなぜその輝きが失われてしまったのか。当時を知る自動車ジャーナリストに伺った。
文/片岡英明 写真/HONDA、ベストカー編集部
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