東奔西走する「総理大臣の専用車」~6台の現役車が分刻みのスケジュールをサポート

■初期の頃の総理大臣専用車とは?

 戦前や戦後間もない頃の総理大臣専用車についても振り返っておこう。この頃は海外メーカーのクルマが使用されていた。そして、1960年代初頭の佐藤栄作内閣でクラウンエイトや日産プレジデントなどの国産車が使用されることになった。

 1963年の米国ケネディ大統領暗殺事件を契機に、セキュリティ面の強化が検討された結果、1967年に誕生したVG20型センチュリーが総理大臣専用車として選ばれ、防弾ガラスなどの架装が施された。また、この頃から総理大臣専用車の識別用としてフロントグリルとリアバンパーに青色の識別灯を装備、警備関係者などからわかりやすくしている。以降の40~50型のセンチュリー総理大臣専用車でも同様の架装が行われている。

 この初代センチュリー総理大臣専用車は1970年代後半の福田赳夫政権辺りまで使用され、その後1978年に発足した大平政権ではVG30型センチュリー総理大臣専用車の活躍が確認されている。

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