中古車ライター歴20年の筆者が、50万円の中古MINIを自腹で購入し、選び方や使い勝手、故障の有無などをレポートする本連載。これまでしっかり故障し、修復し、痛い目を見ながら学んできた本企画もいよいよ最終回。復調したMINIで(犬と)ロングドライブを敢行。これぞ「カーライフ」の醍醐味…といった点を紹介していただきます。
文/萩原文博
写真/萩原文博(メイン写真はイクラとタツロウ)
■メンテナンスを終えてロングドライブへ
50万円で購入した2008年式のMINIクーパーS。ナビゲーションそしてドラレコの装着。車内リフレッシュそして、予想外のタイミングチェーン交換。さらにタイヤ交換を行い、大体購入時の2倍となる100万円を費やした。
だったらそもそも100万円のMINIを購入したほうが良いのでは…と思う人もいるはず。
気持ちはわかる。しかし、たとえ100万円のMINIを購入していたとしても、タイミングチェーンやタイヤの交換は避けられたかどうかわからない。したがって、輸入車の激安中古車を購入する場合は、予算ギリギリで購入するのではなく修理費用などバッファをもって探したほうが良いだろう。
そんなわけで、バージョンアップやリフレッシュした結果、MINIクーパーSは本来のポテンシャルを発揮し、ゴーカートフィリングの鋭い走りを取り戻した。そこで、今回はMINIが映える景色を求めたロングドライブに繰り出した。
MINIでのドライブなので、MINI繋がりで知り合いのライターが飼っているミニチュアダックスフンドの「イクラ」と「タツロウ」と一緒に出掛けた。MINIが映える景色として今回訪れたのは石川県羽咋市にある千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイと滋賀県高島市マキノ高原にあるメタセコイア並木と2カ所だ。
千里浜なぎさドライブウェイは全長約8kmの日本で唯一クルマが走行できる砂浜の道路だ。ココはクルマだけでなくオートバイや自転車でも走行できる砂浜。夏には海水浴客も多く訪れる場所。訪れたのは日曜日だったが、我々と同じように砂浜にクルマを停めて、記念写真を撮影する人は非常に多かった。水平線に沈む夕日を見たかったが、あまりノンビリしていると、ホテルの夕飯に間に合わなくなるので記念写真を撮影したら、足早に立ち去った。注意書きにも書いてあるが、波打ち際と陸側の乾いた砂の部分は走行する時に注意が必要。実際にスタックして困っているクルマも見掛けた。
コメント
コメントの使い方