■高速走行でも非常にスムーズでパワフル!
翌日はあいにくの雨となったが、滋賀県高島市マキノ高原にあるメタセコイア並木へ。
ここは「新・日本の街路樹百景」に選定されている場所。この並木は1981年に学童農園「マキノ土に学ぶ里」整備事情の一環としてマキノ町果樹生産組合が植えたのがはじまり。現在は、延長2.4kmにわたってメタセコイア約500本が植えられて、マキノ高原、マキノスキー場へのアプローチ道として素晴らしい景観を形成している。
雨で緑が増したメタセコイアのトンネルの中を走ると、本当に気分爽快。あまりにも気持ちが良いので、並木道を3往復もしてしまった。四季折々の顔を見せてくれ、冬は雪の積もった白いトンネルに変わる。
並木道を走行するMINIを撮影していたら、行ったことはないが、まるでMINIの母国であるイギリスにいるかのような錯覚を覚えた。
東京から関越道、上信越道、北陸道そして名神高速、新東名・東名高速を走行し約1200kmを1泊2日で走行した。これまではタイヤに亀裂が入っていたため、一般道中心の走行だったが、タイヤを交換したため初めて高速道路を走行した。最高出力175psを発生する1.6L直列4気筒ターボ本来のパワフルさを感じることができ、高速走行も非常にスムーズ。
勾配のキツイ区間でもパワフルに加速していく。
これまであった振動もほぼなくなり、ステアリング操作に対してもリニアに反応してくれるので、操る楽しさを存分に味わえる。この走行パフォーマンスは決して国産の100万円以下で手に入る中古車では味わえるものではないだろう。走行距離10万kmを超えていても、これだけ高いパフォーマンスを発揮できるのは、ボディがしっかりしているからだ。
ボディがやれていないので、エンジンとタイヤをリフレッシュしただけで、本来のポテンシャルを発揮できるようになるのだ。手を掛けたぶんだけクルマが良くなるのがわかると、もっと愛でたくなる。
こういうふうに接することができるクルマが「愛車」と呼べる存在なのだろう。今回激安な中古MINIを購入し、改めてこのような気持ちを思い出すことができた。
■ロングドライブ中のトラブルも激安中古車の醍醐味
ワンコを連れたロングドライブなので、宿泊はワンコと一緒に泊まれる宿を選んだ。
今回宿泊したのは、石川県の片山津温泉にある湯快ワンワンリゾート片山津。このホテルは一棟まるごとペット同伴者しか宿泊できないというホテル。
各部屋にはゲージが用意されており、エレベーターホールにはワンコ用アメニティグッズが用意されている。さらに、和室の畳は滑りにくい仕様となっているだけでなく、屋内、屋外にドッグランが設置されているという充実ぶり。
ゲージなどに入れずにリードをつけたワンコと一緒にチェックインできるのは、ペットを飼っている人にとってこれ以上嬉しいことはないはず。まだまだ、ペットとの旅行は宿泊場所に困ることが多いが、こういった取り組みのホテルが増えていくと、手軽にペットと旅行できるようになるのでもっと広がってほしい。
今回のドライブでの平均燃費は15.5km/L。平均速度は77km/hだった。使用する燃料がハイオクなので、財布にはあまり優しくないので、早く燃料代がさがってほしい!そして、今回のロングドライブ中にフロントグリルのメッキパーツが外れてしまった。
また約1万3000円の出費となったが、これぞ激安中古車の醍醐味と思ってこれからもMINIライフを続けて行きたい。
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