わかりにくい!! 曖昧すぎないか!? 難解なクルマにまつわる表現を徹底検証

わかりにくいっ!! 曖昧すぎないか!? 難解なクルマにまつわる表現を徹底検証

 どんなクルマなんだろう? 新たな一台を検討中の人はもちろん、今すぐ買う気がなくても気になるクルマがあれば知りたくなる。雑誌のレビュー記事やインプレッション動画、カタログなど調べる方法はさまざまだが、その中で頻出するのが走行性能や装備にまつわる少し曖昧な表現。なんとなくわかったような気がして聞き流しがちだが、それらのワードを正確に理解できているだろうか? 

 ここでは、なんとなく曖昧だなぁ……と感じがちなワードの意味を再確認してみたい。

文/入江凱、写真/トヨタ、ホンダ、マツダ、メルセデス ベンツ、写真AC、FavCars.com

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スムーズなレスポンス

わかりにくいっ!! 曖昧すぎないか!? 難解なクルマにまつわる表現を徹底検証
自分の感覚とズレのない反応してくれるクルマを選ぶことで、運転時のストレスが減り、運転する楽しさや安心感が増す

 レスポンスという言葉の意味は「反応・応答」。ドライバーの運転操作、その感覚に対して鋭すぎず、鈍すぎず、過不足のない反応をしてくれるクルマが「スムーズなレスポンスのクルマ」と言える。

 ここでエンジンのレスポンスについて考えてみよう。例えば、一般道から高速道路への合流などでクルマの流れに乗るためにアクセルを踏み込んだ際、ドライバーの求める速度までラグなく、ストレスなく到達するクルマは「レスポンスの良いクルマ」と言える。

 逆に、アクセルを踏み込んでいるのになかなか求める速度まで到達しないのは「レスポンスの悪いクルマ」となる。つまり、アクセルを踏み込んだ時、加速のタイミングがワンテンポ遅れる、逆に、加速しすぎるのもエンジンレスポンスが良いクルマとは言えないのだ。

 ハンドリングのレスポンスについても同様に考えることができるだろう。ドライバーがステアリング操作をしてから一呼吸おいて曲がり始めるようなクルマはハンドリングレスポンスの悪いクルマということになる。

 ただし、ステアリングを切った時に過敏に反応しすぎる、いわゆる「ピーキー」なクルマも決してレスポンスが良いとは言えない。例えば、ピーキーなステアリングレスポンスのクルマは直進時に少しでもステアリングを動かすとクルマの動きが不安定となる傾向がある。これがいわゆる、直進性の悪いクルマだ。こういったクルマは高速道路などでステアリング操作によりいっそう集中する必要があるため、常に緊張状態におかれるため疲労感が増してしまうことも……。

 以上のことからもわかるように、レスポンスの悪さ、鈍さは「クルマが思い通りに操れない」という感覚をドライバーに与えてしまう。

 ただし、走行シーンやドライバーの運転スキルによって、ちょうどいいレスポンスというものは変わってくる。自分にとってストレスのない反応をしてくれることが「スムーズなレスポンス」と言っていいだろう。

 とはいえ、こればかりは実際に運転しないとわからないので、クルマを購入する前には必ず試乗をして、できる限りアクセルのオンオフや、コーナリングをしてみて、レスポンスを確認することをお薦めする。

トルクフルな走り

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クロカンはディーゼル車の人気が高い。その要因はトルクの大きさにある。悪路でも難なく、力強く進むにはトルクが重要となるからだ

 トルクとはきわめて簡単に表現するとエンジンがタイヤを回す力のこと。トルクはスペック上ではNm(kgm・kgfm)といった単位で表記されており、一般的にはこの数値が大きいほどトルクフルな走りが可能と言われている。

 自転車に置き換えて考えるとわかりやすいが、ペダルを踏み込む際にかかる力がトルクだ。止まった状態から自転車を漕ぎ出す際にはすでにスピードに乗った走行中にペダル漕ぐよりも大きな力が必要になる。急な坂を上ろうとした際も同様だ。力強く踏み込めば、自転車はグンと前に出ていく。このしくみはクルマも同様。ただし、クルマの場合は踏み込む力となるのは、足ではなくエンジンだ。

 クルマの場合、エンジンの燃焼室での爆発がクランクシャフトによって回転力に変換され、トランスミッションやプロペラシャフトを介して駆動力としてタイヤに伝わる。この時に発生する力が大きければ大きいほど、力強く前にクルマを進めることができる。

 モタつきがなく、滑らかに発進することができ、さらに走行中にもアクセルの踏み込み量に応じて力強く加速していくことができるクルマがトルクフルなクルマと表現される。

 ちなみに、一般的にはターボ(過給機)車やディーゼル車のほうがトルクは大きくなる。

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