アナウンサー・有働由美子さんの推薦!
NHK『その時歴史が動いた』の名キャスター松平定知氏が、ベストカー本誌で2018年5月10日号まで連載していた『松平定知の一城一話』 がついに単行本化!
氏の豊富な歴史知識をを生かして日本の名城とその歴史について語ります。
巻末には アナウンサー・有働由美子さんの推薦文を掲載!
「世が世ならお殿様の手によるお城のお話。生き生きと城が甦る!」 !
47都道府県、55の“名城”と「そうだったのか!?」とくるエピソードの数々
北海道から沖縄まで城や城址のないところはありません。城じたいは知っていても、そこにまつわる逸話の数々は知られていないもの。一城一話の簡潔なスタイルで松平定知氏が語り下ろします。
■安土城と織田信長より■
一般に城の建設は「攻められにくく、守りやすい」が原則です。それが幅8mの道が180mにわたって直線的に続く……。こんなことはそれまではあり得ないことでした。
安土城が戦うための城ではなく、見せるための城といわれるゆえんです。
見せるための城でいったい何を見せるのか? それは、自分の威信を天下に見せるのです。「天下布武」を宣言した信長の権力です。その象徴と位置付けたのが安土城だったのです。
大手道はなんでそんなに広いのかというと、天皇が安土城に来られることを想定していたからです。
天皇をお迎えする本丸は、信長の起居する天主よりも下にあり、天皇を見下ろすことになります。
信長は天主で起居し政務を取り仕切っていました。ここは天守といわず天主といいます。日本初の“マンション”(高層住宅)の住人は、間違いなく信長でした。(※本文より抜粋)
名城にまつわる55の物語
仙台城と伊達政宗、鶴ヶ岡城と西郷隆盛、江戸城と勝海舟、小田原城と北条早雲、松本城と石川数正、岐阜城と斎藤道三、姫路城と黒田孝高、安土城と織田信長、駿府城とお福、金沢城と前田利家、松江城と堀尾吉晴、萩城と毛利輝元、広島城と福島正則、熊本城と加藤清正、原城と天草四郎、首里城と尚泰王……と多くの物語を収録します。
書籍情報
- 書籍名:
一城一話 55の物語 戦国の名将、敗将、女たちに学ぶ - 講談社ビーシー/講談社刊
- 発売日:2020年 3月 17日
- 判型 :新書版 288ページ
- 定価 :1,200円(税別)
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