■難解な指定方向外進行禁止標識
デザイン自体はシンプルである「指定方向外進行禁止」の道路標識ではあるが、初めて通る見知らぬ場所で出くわすと、その指示する方向がわからず、思わず「ん!?」となってしまうものも。
その原因としてまずありがちなのが、5本以上の道路が交わる「多差路」と呼ばれる交差点に設置されているパターン。
なかには、現場の道路事情に合わせて複数の矢印や線が複雑に絡み合ったものや、曲がりくねったいびつな形をしたものなどがあり、この先の道路がどのようにつながっているのかが理解しにくいことも。
目的地に向かうのにクルマをどちらへ走らせたらいいのかと悩んでいる最中に、このような「指定方向外進行禁止」の道路標識を目にしてしまうと、ちょっとしたパニックに陥る可能性すらありうる。
さらに難易度が高いのが、ひとつの交差点に複数の「指定方向外進行禁止」の道路標識が掲げられているというパターン。
これは、車両区分や時間帯によって進むことができる方向が異なる交差点に設置されてるもので、それぞれの標識と合わせて取り付けられている補助標識を見なければ、その規制内容を正しく理解することができない。
とはいえ、その場所を初めて通るドライバーが、ひと目でそれらを確認して理解することはなかなか難しいのが現実だ。
加えて先に挙げた複雑怪奇な形の交差点との組み合わせとなれば、難易度はMAXまで上昇してしまうだろう。
こうした難解な道路標識は、探してみると案外とあちこちで見られるもの。見逃して違反切符を切られてしまった!……なんてことにならないよう、知らない道を走る際には特に気をつけたいものだ。
【画像ギャラリー】大混乱!? 指定方向外進行禁止の道路標識(10枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方