2代目ハイラックスサーフが300万円!! そもそもまだ部品あるん!?

2代目ハイラックスサーフが300万円!! そもそもまだ部品あるん!?

 30年以上前の2代目ハイラックスサーフ、今やほとんど見かけることもなくなってきているが、未だ中古車市場で人気。しかも300万円する個体もチラホラ。たしかにカッコいいものの、これ無暗に手を出していいモノなのか!?!?

文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部

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■初代はピックアップ風味健在!! 2代目以降は一転

初代は3ドアであったが、2代目以降は4ドアに!!
初代は3ドアであったが、2代目以降は4ドアに!!

 ハイラックスと言えば現在もトヨタから販売されているピックアップトラックで、現行型は久々に日本に導入されて以来、スマッシュヒットを記録しているのはご存知の通り。

 そんなハイラックスの荷台部分に屋根を付け、SUVに仕立て直したのが1983年に初代モデルが登場したハイラックスサーフだ。

 初代モデルはまだまだ荷台にシェルを載せたことが分かるスタイルとなっていたが、1989年に登場した2代目モデルはつなぎ目のないスチール製の一体構造のボディとなったことで、より人気を集めたのだが、そんな2代目モデルが今、再び人気を集めているのだ。

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■さすがハイラックス系!! 20万キロ超えでもまだまだ現役

全長4470×全幅1690×全高1745mmと今思えばかなり小ぶり!! それでいて本格派なのだから羨ましい限り
全長4470×全幅1690×全高1745mmと今思えばかなり小ぶり!! それでいて本格派なのだから羨ましい限り

 今でこそクロスオーバーSUVは高級感や快適性を持ち合わせたモデルが多く、日常使いにも過不足なく使える車種が多くなってきているが、2代目ハイラックスサーフの時代はまだまだSUVというよりもクロカン車と呼ばれることが多く、無骨なものが多かった。

 とくにハイラックスサーフは前述したようにピックアップトラックのハイラックスがベースとなっており、2代目でボディこそ一体型のスタイリッシュなものに進化したが、インテリアの質感や乗り味、サウンドなどはピックアップトラックベースであることを感じずにはいられないものとなっていた。

 逆に言えばそれだけにベースのハイラックスと同じく堅牢な作りで、メンテナンスさえしっかり行っていれば20~30万kmを走破することも夢物語ではないというメリットともなっている。

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■やっぱ専門店が無難!? 旧車買う鉄則もご紹介

 では中古車市場で高値で売られているハイラックスサーフを購入すればノントラブルで乗り続けることができるのか、と聞かれれば、大丈夫とも言えないというのがホンネだろう。

 いくらメンテナンスをしてきたといっても、最終型でも1995年式と30年近くが経過しており、各部の経年劣化は避けられないし、部品の供給も年々厳しくなっているというのが実情なのだ。

 そのため、もし2代目ハイラックスサーフを購入しようと考えているのであれば、購入後のメンテナンスも含めてしっかり対応してくれる専門店のようなところで購入した方が安心で、トヨタディーラーはあまり当てにならないと考えたほうがいいだろう。

 また前述したようにあくまでピックアップトラックベースということを念頭に置いておかないと、買った後でイメージと違うというような後悔をすることにもなりかねないので、旧車であることも含め熟考してから結論を出すことを強くオススメしたい。これは2代目ハイラックスサーフに限らず、古い趣味性の高いクルマを選ぶときの鉄則である。

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