目視できることにもっと配意を!
電動化されているかに関係なく、シフトポジションはほとんどの車両でメーター内などに備わる、いわゆる“インフォメーションディスプレイ”に表示される。
筆者自身、見た目でレバー位置を確認する習慣はそう簡単には捨てきれないから、シフト操作レバーを中立ポジションに戻ることには慣れを必要とした。
ポジション表示が小さく感じられ、位置がわかりにくく咄嗟に確認できないことに不安を覚えるのは、老眼で目の“焦点処理機能”が怪しくなってきたオヤジばかりではあるまい。
文字の大きさや表示位置など、なんらかの目に付きやすい工夫をもう少し施してもよいはずだ。
さもなければ、現在のシフトポジションをATレバー(セレクター)周りにわかりやすい(目視しやすい)表示を設けられればベストではないだろうか。
たとえば、ホンダのボタン式では上端部分が光るために、見た目の上でわかりやすく仕立てられており、Nポジションが独立していることも見識といえる。
各メーカーは開発段階での試行錯誤を繰り替えしているに違いないが、それでも機能を集約しすぎてかえって使いづらくなるといった、ユーザーが戸惑うようなデザイン重視のコンセプトは可能な限り避けてもらいたい。
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