日産のハイブリッドシステムである「e-POWER」。エンジンで発電した電力を元に、走行用モーターを駆動して走る「シリーズ式ハイブリッド」というシステムで、2016年11月に、先代ノートのマイナーチェンジで追加設定。いわゆる「ハイブリッド」とは異なる新しいパワートレインのようなキャッチーなネーミングも手伝って、爆発的ヒットとなった。
現在はグローバルでe-POWERシリーズを展開しており、累計生産150万台を達成(2024年10月時点)。ただ、e-POWERに関しては、弱点も多く指摘されており、日産がここから復活をしていくためには、e-POWERシステムのブラッシュアップは必須だと思われる。現在のe-POWERシステムの長所と短所、そして、e-POWERのこれからについて、考えてみよう。
文:吉川賢一/写真:NISSAN
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コメント
コメントの使い方日産 復活には日本政府が公用車など大量に購入しましょう
高速燃費はトヨタのハイブリッドと比較すると悪いものの、同等以下の性能のエンジン単体車よりは良いですね。
どちらかと言えば、e-POWERの場合は実用域の電力消費(負荷)を軽減する為、ギア比をローギアード化しており、一方で最高速を犠牲にしているので、2028年に実用化されるという2段の変速機の導入が待たれますね。
燃費なんてのは対価で、ガソリン車やハイブリッド車では得られない走行体験を得ていると思えばそこまで悪いとは思わないし、エンジン直結モードなんてやったら例えばe-4ORCEが死ぬ。それは嬉しくない。
e-POWERは燃費と引き換えに強力な加速力(トルク)がありますから、どっちを取るかだと思いますね。
燃費だってエクストレイルを例にするならば先代のT32から比べたらパワーがあるのに燃費が良い訳だし、他社の燃費と比べてもギャーギャー騒ぐ程に悪いとも思わない。
そもそも燃費の良いと言われるクルマに乗っている人が普段から燃費気にした運転している人がどれだけいるのかと。
コレそのまま現在のEVの弱点なのでこの先の事を考えたらエンジン直結みたいな未来のない方へ向かうよりもモーターの改良とか多段化するとかのEVでも活きる技術開発へ進むべきと考えます
日産にはトヨタの様に終わりのその時まで改善を続けるみたいなことに割けるリソースも無いことですし
e-POWERはシステムがシンプルで安く作れる・・・はずですが、競合他社と比べても燃費でも価格でも勝ててないのも問題では? 最近の日産(ホンダもその傾向ありですが) 価格設定やオプション価格設定が高すぎませんかね?
現行のセレナe-POWERは実用燃費でノアやステップワゴンを上回っているらしいので、そこは技術力がなせる技です。
驚くことに最高速は3車共に同一で、加速は圧倒的にセレナが速いので、不思議なものです。