■ホンダ オデッセイ(初代・1995年)……経常利益大幅減からの復活を後押し
今につながるミニバンブームの火付け役となったマルチパーパスカー。5代目アコードのメカを用い、背がちょっと低くてワゴン感覚だったから走りも軽快だった。瞬く間に販売ランキングのトップ10に顔を出し、経営が悪化していたホンダの救世主になった。
■マツダ ファミリア(5代目・1980年)……販売低迷から一発逆転!
1980年に登場した5代目ファミリアはFF方式に転換、内外装も若々しいデザインだった。電動サンルーフやラウンジシートの採用に加え、走りもよかったから大ヒット作となる。わずか18カ月で50万台を生産し、経営危機に瀕していたマツダを救った。
■マツダ デミオ(初代・1996年)……5チャンネル計画失敗からの救世主
オートザムレビューをベースに作った新感覚コンパクトワゴンが1996年デビューの初代デミオ。背を少し高くしたことによって、広くて見晴らしのいい、快適なキャビンを実現した。また後席を畳めばワゴン的に使えるなど、使い勝手のよさがウケ、幅広い層の支持獲得に成功する。
■マツダ CX-5(初代・2012年)……“魂動”で大躍進
2012年、SKYACTIV技術と“魂動”デザインを初めてフルに採用して登場したのが初代CX-5だ。SKYACTIV-GとクリーンディーゼルのSKYACTIV-Dを設定し、パッケージングも上手にまとめていたから、マツダ躍進の起爆剤となった。
【画像ギャラリー】一発ですべてをひっくり返せ!! 逆転ホームランでメーカーの危機を救った起死回生モデル(23枚)画像ギャラリー■三菱 パジェロ(歴代・1982年〜)……長年の浮き沈みを支え続けた
海外での展開を見据えて、シープから進化させた新感覚のクロカン4WD。アウトドア派のためにワゴンを加え、RVブームの火付け役となる。1991年には正常進化して2代目となり、“パリダカ”でも大暴れした。海外向けの「将軍」もタフな走りが評判となり、世界で一躍人気者に。
■三菱 ギャラン(6代目・1987年)……三菱初のCOTY受賞
ギャランΣから原点回帰し、三菱初の日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞車となったのが第6世代のギャランだ。複合曲面を採用したスタイリングが特徴で、VR-4はDOHCターボに4WD、4輪操舵の4WSなどハイテク尽くし。異次元の走りを見せ、地味な印象の三菱のイメージを払拭し大ヒットとなった。
【番外編1】三菱 デリカミニは「代打ホームラン」か!?
デリカミニはeKクロススペースをベースとして、エクステリアをアウトドアギア風に変え、個性的なキャラのデリ丸も繰り出して成功。デザイン・カー・オブ・ザ・イヤーにも輝いている。三菱が得意とする4WDのほかFFも設定しており、新たな逆転打となる資質は充分だ。
■スバル レガシィ(初代・1989年)……経営の危機を救った存在
日本にステーションワゴンを根付かせ、4WDブームへと導いたのがレガシィ。1989年に誕生し、セダンやFF車もあったが、フルタイム4WDのツーリングワゴンが大流行した。イメージリーダーは水平対向4気筒DOHCターボを搭載し、痛快な走りがウリのGT。
■スズキ ワゴンR(初代・1993年)……軽に新ジャンルを創出
背の低い軽自動車が全盛を誇っていた1993年に颯爽と登場し、新たな軽自動車ブームを巻き起こしたのがワゴンR。広い居住空間と荷室を実現するために、全高を上げた台形フォルムのハイトワゴンとした。大ヒットし、わずか3年で累計生産50万台の偉業を達成。
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コメント
コメントの使い方イノベーションはすべて逆転ホームランで起こるものです。
みんなが乗ってる売れ筋大衆車ばかりに群がる日本人が、進化できない特殊な人種なのかもしれないぞ。
北米でバカ売れして日産を救ったV35が無いですね