運転者の正しい交通ルールとは
改めて正しい交通ルールを見ていきたい。横断歩道や自転車横断帯に近づいた時は、横断する人や自転車がいないことが明らかな場合のほかは、その手前で停止できるように速度を落として進まなければならない。菱型マークが道路に標示されていた場合は、横断歩道または自転車横断帯があることを示しているので気をつけよう。
歩行者や自転車が横断している時や横断しようとしている時は、横断歩道や自転車横断帯の手前(停止線がある時はその手前)で一時停止をして歩行者や自転車に道を譲らなければならない。
横断歩道や自転車横断帯やその手前で止まっているクルマがある時は、そのそばを通って前方に出る前に一時停止をしなければいけない。横断歩道や自転車横断帯とその手前から30m以内の場所では、ほかのクルマを追い越したり、追い抜きをしてはならない。
つまり、横断歩道を渡ろうとする、渡っている歩行者がいた時は必ず一時停止する。ドライバーは赤信号と同じと思って一時停止したほうがいいということだ。
横断歩道のない道路を横断している場合はどうか? 横断歩道、自転車横断帯とその端から前後に5m以内の場所では、駐車も停車も禁止。ただし、赤信号や危険防止のために一時停止する場合などは別となる。
令和元年から令和5年までの過去5年間で、自動車と歩行者が衝突した交通死亡事故は4435件発生しており、約7割の3079件は歩行者が横断中の事故。
また、横断中の事故のうち、約7割の1993件が横断歩道以外の場所を横断している時に発生しており、そのうち約7割は、走行中の自動車の直前直後を横断したりするなどの法令違反があった。歩行者側もしっかり交通ルールを守ってほしいものである。
SNSで、横断歩道を渡る際に小学生が一時停止しているドライバーを見てお辞儀をして手を上げて横断しているシーンが賞賛されてバズッたことはあるが、こういった日本の美徳を末永く見たいものである。
【画像ギャラリー】横断歩道を渡ろうとしている人がいたら一時停止!!! 歩行者妨害違反になるので必ず停まるべし!!!!(7枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方言いたいことは分かりますが、
歩行者だって偉いわけではありません。
(ルール無用の運転手は問題外ですが)
歩行者は止まってくれた車やバイクには、手を上げるとか、
ほんの少しだけ歩を速めて通り抜けるとか、
多少なりとも配慮が必要かと思います。
つまり、クルマ側と歩行者側の心とはセットで語られ啓蒙してもらいたいです。
少なくとも日本ではそういう国であって欲しい。
確か警察交通課の調査で、横断歩道の前で手を挙げてると、挙げてない時と比べ圧倒的に止まる車が多かったはずです。
それは背の小さくて見え辛い子どもでも変わらず、年齢性別じゃなく手を挙げているかどうかで全然変わるという結果。
そこから運転手心理を考えると、横断歩道を渡る意思を明確に示せば止まるが、どちらか明瞭ではない場合に、止まらない地域もあるという感じだと思います。
私は気恥ずかしくても手挙げてます