■510ブルの1400

(氏の新刊「駆け抜けてきた」を読んだという読者の方からの、自分が一番興味深かったのはコロナとブルーバードのくだりだった、初めて手に入れたクルマは510ブルーバード(1400cc・GL)でした、という話に触れて)
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ブルーバード510の1400GLはいいクルマでしたね。フルインデペンデントのサスペンションでOHCエンジン、当時のクルマは軽かったので速かったんです。900kgくらいだったのではないでしょうか。トランスミッションの操作が気持ちよく、ブレーキがよくききました。これもやはりクルマが軽いおかげです。
510の傑作ぶりに比べるとブルーバードUを名乗った610は酷いモノでした。わざわざ直6の2Lを搭載し、軽快感をスポイルしてしまったことは残念でした。おそらくこの時代のユーザーのレベルの問題でしょう。その次の810も不振でしたね。
私は510が好きでした。このクルマで箱根に行くのが楽しかったです。
■冬のおすすめドライブ
(福井生まれの読者の方からの、敦賀から西の若狭地方の名物はふぐです(福井県は全国で5番目のトラフグの養殖産地なのです)、徳大寺さんは冬の旅はどのあたりに行かれているのですか? というお便りに)
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若狭にカニ以外の名物があるとは知りませんでした。しかもトラフグといえばまさに冬のうまいモノの王様といえるものですね。
今度ゆっくりトラフグをやってみましょう。本当をいえば私はトラフグのおいしさがわかっていないと思います。関西ではフグといえば、うまいモノの定番ですが東京では高すぎて我々の口には入りにくいのです。
ぜひ、うまいトラフグを食わせる場所を教えていただきたいと思います。まあうまいモノはどこでもうまいのですから、今後小浜市に行くのが楽しみになりました。やはり食は西にかぎりますね。東にもうまいモノがありますが、やや高価であるところがなんともね……。
冬の日本海に出かけたくなりました。またお便りください。
■ハイビームの運転について
(最近、夜間の運転ではロービームではなくハイビームを基本に使うようにアピールしているが、ドライバーが意識して操作を行わないと、対向車や周りのクルマが眩しくて危険だと思う、徳大寺さんは夜間の運転でハイビームして走られますか? またハイビーム見直しの動きをどう思われますか? という読者の方からのお便りに)
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●●●●●さん(読者の方のお名前)、私はよくハイビームを使いますよ。少しのタイミングでもハイビームにしないと走れません。もちろん対向車が見えたらローに戻しますが、それまではハイビームで走ります。そうしないと、第一リスキーでしょう。
私は少々眼が悪いこともあって、そうしています。視界も広く安全に走れるからです。
運転は充分な視界があってこそと思います。多くの人はハイとローの切り替え操作が面倒なのだと思います。一度ハイビームで走ってみてください。これまでよりずっとよく見えることに驚くはずです。
■オペル・マンタが大好き

(夏にドイツでオペル・コルサを借りたという、オペル・オペルマンタ400の大ファン、アリ・バタネンが大好きだという読者の方からの、徳大寺さんはオペルブランドをどう思っておられますか、という質問に)
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GM(グループ)のクルマはフレンドリーですね。オペルは私も大好きなクルマでグループ4のアスコナ400を買おうとしたことがあります。
その縁もあってGMの方とはいまだに親しくさせてもらっています。
マンタとアスコナは姉妹車にあたります。アスコナ400がオペル最初のDOHCエンジンを搭載し、WRCに出場した後マンタがデビューしています。
どちらも速かったですが、アスコナ400はワルター・ロール、マンタ400はアリ・バタネンが乗っていました。確かロールはドライバーズタイトルに輝いているはずです。
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