結論/長く大事に乗りたいのであれば暖機運転は必要
ここで考えたいのは、重要視するのは燃費なのか、それともトータルでのクルマ関連の出費やCO2排出なのか、ということだ。
燃費を伸ばすことにひたすら情熱を注ぐのであれば、アイドリングストップしてできる限りエンジンの運転時間を減らすのもいいが、エンジンの始動回数が増えることは、エンジンはもちろん、エンジンオイルにもバッテリーにも負担がかかる。
もし自分のクルマを長く大事に乗りたいのであれば、エンジン車の場合は冷間時にはエンジン始動後1、2分はアイドリングさせて冷却水やエンジンオイルを循環させて、その後も5分くらいはゆっくりと走行する”暖機走行”を行なってやるといい。
アイドリングストップのキャンセルスイッチを活用するなど積極的にエンジンを暖めてやるような操作もありだ。
ハイブリッド車の場合には基本的には暖機運転は必要ない。アイドリングをしたままでの暖機運転は環境面からも不要。ゆっくりと各部をなじませる暖機走行を行うといいだろう。
ただし、例外もある。マイナス10℃を下回るような厳寒の地域での朝一番の始動時などは、オイルの循環が悪くなることがある。
また、長期間クルマに乗らなかったときなども、エンジン内のオイルが下がっており摺動する金属同士が密着している状態にあるため、エンジンを始動してすぐに走り出すとエンジン内にダメージがおよぶ可能性があるので、わずかな時間だけでもアイドリングしたほうがいいともいわれている。
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