プリウス インプレッサスポーツなど強豪並み居るなかアクセラスポーツが首位奪取!!! 全長4000mm以上の5ドアハッチバックモデルランキング2014【ベストカーアーカイブス】

プリウス インプレッサスポーツなど強豪並み居るなかアクセラスポーツが首位奪取!!! 全長4000mm以上の5ドアハッチバックモデルランキング2014【ベストカーアーカイブス】

 ベストカー本誌の過去記事から名企画・歴史的記事をご紹介する「ベストカーアーカイブ」。今回はベストカー名物の「ランキング企画」より、2014年4月号の「全長4000mm以上の5ドアハッチバック」カテゴリーのランキングをプレイバック!(本稿は「ベストカー」2014年4月10日号に掲載した記事の再録版となります)

選考:石川真禧照、鈴木直也、国沢光宏、片岡英明、渡辺陽一郎/構成:編集部

【画像ギャラリー】プリウス インプレッサスポーツなど並み居る強豪の中アクセラスポーツが首位奪取!!! 全長4000mm以上の5ドアハッチバックモデルランキング2014(8枚)画像ギャラリー

■「全長4000mm以上の5ドアハッチバックカテゴリー」ここが注目ポイント!

全長4000mm以上の5ドアハッチバック・全13車種のランキング結果。各選考委員の順位を合計して、合計点の低いクルマが高順位となる
全長4000mm以上の5ドアハッチバック・全13車種のランキング結果。各選考委員の順位を合計して、合計点の低いクルマが高順位となる

 今回のランキング企画では、5名の選考委員がエントリーされたモデルたちのランキングを各々決定、各モデルに付けられた点数を合計し「点数の小さいもの」を上位として総合ランキングが決定……、という方式を採用した。

 当然ながら各選考委員の価値観や判断基準で採点・評価が大きく違う車種もある。本文ではそのあたりを各選考委員に解説してもらっている。

2014年1月の販売台数データ
2014年1月の販売台数データ

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 優れた燃費性能で市場を席巻しているハイブリッドカーのパイオニアであるプリウス、電気自動車のリーフ、エコスーパーチャージャーを搭載するノート、そしてボクサーエンジンのインプレッサなど、それぞれ魅力的な顔ぶれが揃っているのが、このベーシックサイズのハッチバックカテゴリー。今回はクリーンディーゼルエンジンも設定される新型アクセラスポーツも加わったのが注目だ。

 ランキングはというと、1位は5人が2~3位の順づけをしたことで、総合で最上位となった注目のアクセラスポーツ。2位はプリウスという順当な結果。

 また、選考委員によっては重視した評価基準によって、意外な車種も上位に挙がっている。ここでは、そのあたりも含めてチェックしていこう。

■国沢光宏氏に聞いてみた

1位 アクセラスポーツ……1位にした評論家はいなかったものの、4人が2位に挙げて総合で首位の座を獲得したアクセラスポーツ。なかでもディーゼルターボの評価が高い
1位 アクセラスポーツ……1位にした評論家はいなかったものの、4人が2位に挙げて総合で首位の座を獲得したアクセラスポーツ。なかでもディーゼルターボの評価が高い

【編集部からのクエスチョン】誰も1位に挙げなかったアクセラスポーツが、5人の順位を集計すると結果的にランキングではトップになりましたが、リーフを1位に挙げた国沢さんはどのように考えますか?

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 ほかでも書いたとおり、私のランキングは「自分でも乗りたいクルマ」である。

 自信を持って推奨できる銘柄から上位にしています。ということを考えると、リーフの1位は当然の流れでしょう! というか、心底このクラスで一番お買い得だし(もちろん補助金も考慮した場合です)、総合的な評価だって高いと思う。

 だからこそ1台目をラリー車に改造した後、もう一台買ってしまったほど。リーフ以外のチョイスなどなかったです。ただカッコ悪さは強烈。やっぱり売れないし、話題にも上がらなくなってしまった。

 アクセラスポーツはディーゼルエンジンが高い評価を得ている。

 298万円という価格を高いという人もいるけれど、自動ブレーキやナビ、BOSEのオーディオといった装備類を考えたら決して高くない。プリウスとガチで比べたって割安感あるほど。

 それでいて燃料コストはプリウス並。燃費こそ届かないものの、20円も安い軽油を使えます。私だってプリウスを買っていなければ、アクセラを2位にした。いや、リーフの特異性を考えたら、アクセラ1位でしょう。ということでまったく妥当な1位だと思う。

 今後、このクラスに要求されるスペックは、自動ブレーキに代表される安全装備が付いていないとアカン。そして、車両価格+燃料コストの合計金額で現行プリウスを下回ること。プリウスよりお金のかかるクルマは成立しない。

 もしプリウスよりコストがかかるのなら「凄く楽しい」か「凄く便利」じゃないと存在理由なし。オーリスみたいなクルマだと、デビューした瞬間にキビシイ。

 ということを理解しているメーカーは、今後の車両コンセプトを抜本的に見直していることだろう。

次ページは : ■片岡英明氏に聞いてみた

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