5リッターV8エンジン搭載だけど……レクサスGS Fは日常使いでも快適なのよ

5リッターV8エンジン搭載だけど……レクサスGS Fは日常使いでも快適なのよ

 レクサス「F」シリーズ最後発、2015年に登場したのが第4弾のレクサス GS Fだ。LFAを除くFシリーズ共用の5L、V8は熟成が進み、レクサスが謳う「日常からサーキットまで、誰もがシームレスに走りを楽しめる」を体現する一台となった!!

※本稿は2025年3月のものです
文:松田秀士/写真:レクサス、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年4月26日号

レクサス GS F。Fシリーズ第4弾とあってエンジンの熟成も進んだ
【画像ギャラリー】街乗りでも魅力が伝わる本格スポーツセダン!! 熟成が進んだ「F」最後発・レクサス GS F(20枚)画像ギャラリー

BMW 5シリーズイーターとして開発された本格スポーツセダン

レクサス GS F。Fシリーズ第4弾とあってエンジンの熟成も進んだ
レクサス GS F。Fシリーズ第4弾とあってエンジンの熟成も進んだ

 レクサスは「日常からサーキットまで、誰もがシームレスに走りを楽しめる」ことを掲げているが、Fで一番それに近いのがGS Fだろう。

 まず、F共用の5L、V8は発売が2015年と後発だったため開発が進み、バルブタイミングの最適化や燃費向上を狙ったアトキンソンサイクルを採用しながら477ps/54.0kgm。最速0.1秒で変速が可能となった8速ATを搭載。

 ほかにもレーザー溶接、スポット増し、高剛性ガラス接着剤、レーザースクリューウェルディングなどによりボディ剛性が向上。街乗りのような低速から堅剛なボディ剛性が感じられる。

 サスはフロント:ダブルウィッシュボーン/リア:マルチリンクで、フロントに対抗6ピストン、リアに対抗4ピストンのブレーキキャリパーで走りをサポート。

●レクサス GS F(Fシリーズ第4弾・2015年11月~2020年9月)
・最終新車価格:1144万円
・累計販売台数:約1740台
・全長4915×全幅1855×全高1440mm
・車重:1830kg
・エンジン:4968cc、V8(477ps/54.0kgm)
・トランスミッション:8AT
・タイヤサイズ:(F)255/35ZR19 (R)275/35ZR19

レクサスの「F」は今後どうなる?

2027年登場と予想されるエレクトリファイドスポーツは、1000ps級のモーター+全固体電池となることが有力。0-100km/h加速は2秒台前半と公表
2027年登場と予想されるエレクトリファイドスポーツは、1000ps級のモーター+全固体電池となることが有力。0-100km/h加速は2秒台前半と公表

 当初LFAの後継モデルとして開発されていた、4L・V8ツインターボ+マルチステージハイブリッドのLFAII(仮称)は、GRブランドからの発売が決定したもよう。

 となると、レクサスのFを継承するのは内燃機関モデルではなくBEVというのが有力になる。

 現在レクサスのBEVであるRZにはFスポーツしか設定されていないが、レクサスの次期フラッグシップと目される全固体電池を搭載したBEVのスーパースポーツ、エレクトリファイドスポーツに期待がかかる。

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