もっとも簡単な判断方法は「ウェットグリップ性能」をみること
そうはいっても、似たような溝が入っているタイヤの性能を、見た目で判断するのは、難しいもの。そこで参考にしてほしいのが、日本自動車タイヤ協会(JATMA)によるラベリング制度です。
タイヤメーカーへの忖度なしに、消費者に適切な情報を提供することを目的として、JATMAが自主基準として策定しているもので、ウェットグリップ性能に関しては、「a~d」4段階のアルファベットで表されており、aに近いほうがウェットグリップ性能が高いことを表します。
ウェットグリップ性能と合わせて、タイヤの燃費性能を表す転がり抵抗性能(AAA〜Cで表す)もラベリングされているため、タイヤを検討する際には大変便利。各タイヤメーカーの公式サイトには、ラベリング結果の根拠となる技術解説や、製品ごとの性能が掲載されていますし、大手通販サイトや比較サイトでは、複数のタイヤを並べて比較できる機能も提供されています。

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昨今のタイヤはウェット性能が飛躍的に高まっており、安心して走行できるようになりましたが、油断は禁物。溝が十分に残っているタイヤであっても、雨の日は、スピードの出し過ぎに気を付けて、車間距離をとり、急ハンドルや急ブレーキを控えるなど、慎重な運転を心がけることは必要です。雨が多くなるこの季節は特に、タイヤの状態を確認する日常点検を怠らないようにしてください。
【画像ギャラリー】タイヤの溝の見方、知ってる? 雨の日に怖くないタイヤの選び方と調べ方(8枚)画像ギャラリー








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