新時代のCVTスポーツ! ヤリスGR CVTが間もなく登場!
2020年1月の東京オートサロンで発表されたGRのヤリスが2台あった。すでに受注が開始された272psの1.6Lターボを搭載したヤリスGR-4のほかに、GRヤリスCVTコンセプトという1.5Lの直3NA(120ps/14.8kgm)で、FF、ダイレクトシフトCVTを搭載したモデルも公開されていた。
おそらく全日本ラリーの実践で培ったCVTの制御技術がこのGRヤリスにフィードバックされているのは間違いない。今後このGRヤリスCVTが市販され、全日本ラリーなどモータースポーツの分野で活躍することになるだろう。
きっと、CVTはスポーツ走行に向いていたんだと、これまでのCVTに対するネガティブなイメージを払拭することになるのではないか、と期待を込めて発売まで待っていよう。
ちなみに、ヤリス1.5L、FF+CVT(Xグレード)の価格は159万8000円。GRヤリスCVTコンセプトの市販モデルがスズキスイフトスポーツ(ベースグレードのATモデル)の194万1500円と同じような価格だから200万円前後で登場すれば、このカテゴリーが活性化するのは間違いない。
そのほか、ホンダのS660や日産のジュークNISMO RSなど、CVTでドライビングが楽しめるクルマは意外とある。
足はアクセルとブレーキ、腕はステアリング(ジムカーナではサイドブレーキも使う)に専念できることで、MTに匹敵する速さを見せるドライバーもいるのだから、スバルのチェーン式CVTも競技に対応したモードやグレードを用意してもいいのではないだろうか。
それによりモータースポーツに参加する敷居は確実に下がり、ビギナーを呼び込むだけでなくハンディキャップのあるドライバーも健常者と一緒にタイムを競うような環境へと整えられていけば、もっとモータースポーツも盛り上がるハズだ。
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