オジサン歓喜! 名車が“イマドキ仕様”で帰ってきた! 原点回帰モデル4選

ホンダのN-ONEは“Nっころ”の愛称で親しまれたN360の現代版

オジサン歓喜! あの名車が“イマドキ仕様”で帰ってきた! 原点回帰モデル4選
Nシリーズの提案する“Nのある豊かな生活”という想いのもとに日本の生活と時間を見つめ、日々の生活に寄り添いながら長く使えるのに飽きがこない、末永く愛せるクルマを目指して開発されたN-ONE

 人のためのスペースは最大に、メカニズムは最小にというホンダのクルマづくりの基本思想であるM・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想に基づき、“これからの日本に新しい乗り物を提案したい”、“長く愛されるクルマを提案したい”という想いを込めて新しいベーシックカーの創造を目指したN-ONE。

 “N”という車名からもわかるように、N-ONEのモチーフになっているのはホンダ初の量産軽自動車であるN360(1967年発売)だ。

 50年以上前に発売されたN360のタイムレスデザインを継承するN-ONEの特徴は“まる・しかく・台形”のフォルムだが、内装も極限までミニマルにすることで居住空間の最大化と運転に集中できる楽しさを実現。

 実はこれ、N360における“大人4人がラクに座れる空間を先につくってしまおう”というところから客室設計からスタートし、乗るところは最大に、エンジンはコンパクトにという当時としては画期的な考え方とまったく同じなのだ。

 2012年に初代モデルが登場したN-ONEは2020年にフルモデルチェンジしたが、“まる・しかく・台形”のフォルムは継承。

 “まる・しかく・台形”のフォルムをベースに、バンパーやグリルは垂直に立てながらバンパー下部を踏ん張り感のある造形とし、彫りの深いヘッドライトを配することで前進する勢いを演出。

 リアも左右のバンパーコーナーに向かって水平に広がるラインに横長のリフレクターを配することでワイド感を強調しつつ、後ろからも安定性が感じられるデザインが採用されている。

 ちなみに、2016年にはN360の生誕50周年を記念した特別仕様車のSS(Suzuka Special)ネオクラシックレーサーパッケージも発売されているので、気になる人は中古車で検索してみてはいかがだろうか。

“プロの道具”を具現化した数々の装備を継承するスズキのジムニー

 土木・建設の測量や林業のパトロール、さらには山間地の商品運搬といったさまざまな状況下で“プロの道具”として高い評価を得るとともに、手軽にアウトドアを楽しめる軽の本格4輪駆動車として1970年に登場したジムニー。

 その後、1981年に2代目が、1998年に3代目が、2018年7月に現行の4代目が登場。そして、誕生から55年を迎えた2025年、5ドア コンパクトクロカン4×4のノマドがデビューして大きな話題になったことは、まだ記憶に新しいところだろう。

 そんな現行のジムニーも歴代モデルの面影を感じさせる数々の装備が採用されている。その代表的な装備のひとつがラダーフレームだ。

 とはいえ、現行モデルでは梯子型に組んだ頑強な新設計が採用されており、Xメンバーと前後にクロスメンバーを加えたことによって、ねじり剛性も先代モデルから約1.5倍向上するなど、大きな進化を遂げている。

 加えて、FRレイアウト、副変速機付のパートタイム4WD、3リンクリジッドアクスル式のサスペンションといった伝統の車体構成を継承することで、ジムニーならではの優れた走破性・操縦安定性能も実現。

 このような走りを左右するメカニズムもさることながら、外観上においても初代から続く丸形ヘッドライトやクラムシェルボンネットフード、3代目から続く5スロットグリルといったジムニーの象徴ともいうべきディテールが継承されている。

 そもそもの話、現行のジムニーでは専門家が愛用する“プロの道具”という初代モデルに通じるデザインコンセプトのもとに機能に徹した飾らない潔さが追求されているのだから、オジサンが歓喜するのも無理はない。

【画像ギャラリー】オマージュ感がハンパない! 原点回帰モデルをもっと見る(14枚)画像ギャラリー

PR:かんたん5分! 自動車保険を今すぐ見積もり ≫

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

JMS2025に出なかった大物たちの行方は?最新の注目車対決10番勝負『ベストカー12.26号発売!』

JMS2025に出なかった大物たちの行方は?最新の注目車対決10番勝負『ベストカー12.26号発売!』

ベストカー12.26号 価格590円 (税込み)  あの「ジャパンモビリティショー2025…