50代以上のおじさんが思わず「イラっとくる」装備と一度味わったらないと困る「グッとくる」装備

グッとくる装備:カローラクロスのシグナルロードプロジェクション

先が見通せない曲がり角などで、歩行者や周辺車両に自車の接近を通知することで、事故を未然に防ぐシグナルロードプロジェクション。新型カローラクロスが国内初採用となった
先が見通せない曲がり角などで、歩行者や周辺車両に自車の接近を通知することで、事故を未然に防ぐシグナルロードプロジェクション。新型カローラクロスが国内初採用となった

 2025年5月にマイナーチェンジされたカローラクロス。装備面での最大の注目点は、ウインカー連動で地面に矢印を映し出す「シグナルロードプロジェクション」の国内初採用。1つのLEDと2つのレンズで構成されるシンプルな構造で、ヘッドランプ内部へ柔軟に搭載可能なコンパクトなサイズでありながら、均一なサインを投影。

 交差点などで歩行者や周辺車両に自車の存在や動きを通知し、安全を確保する技術であり、見通しの悪い交差点などで、かなり安全性を高めてくれるアイテム。GRスポーツとZグレードに標準装備されている。

日本初シグナルロードプロジェクション搭載ヘッドランプ
日本初シグナルロードプロジェクション搭載ヘッドランプ

 安全性を一段階引き上げてくれるこの装備は、今後かなり注目を集めていく装備となるのではないだろうか。先日、カローラクロスに試乗したが、さすがに晴れた日中の日向では見えづらかったが、暗くなる夕方以降に効果があると感じた。

 トラックには音声で「左に曲がります。ご注意ください」とアナウンスする機能があるが、このシグナルロードプロジェクションも、ぜひ他メーカーもどんどん採用していってほしいものだ。

グッとくる装備:新型フォレスターの左右非対称シート

背もたれの肩部分に注目。窓側と内側で形が違うのが分かるはず
背もたれの肩部分に注目。窓側と内側で形が違うのが分かるはず

 劇的な変化を遂げた新型フォレスターだが、グッとくる装備が左右非対称シート。とにかく、新型フォレスターは、フロントシートはもちろんリアシートにもシートヒーターを標準装備したほか、プレミアムグレードのフロントシートにはシートベンチレーションをオプション設定するなど、インテリアに力を入っている。

 フロントシートのシートバック(背もたれ)を見てみると、シートのステッチ(縫い目)が左右対称ではないことに気付く。運転席と助手席ともに、内側(センターコンソール側)のサイドサポートの張り出しが小さく、肩回りがすっきりしているのだ。

 なぜ左右非対称にしたのか? 家族や仲間が乗ってワイワイと移動を楽しむクルマ。そのため、前席の乗員が後方を振り返りやすいように、車体中心側の張り出しを抑えたのだという。たとえばリアシートに子供が乗っていて、お菓子やウェットティッシュを渡すといった場面でも、腕が延ばしやすいのだ。

後席を振り返ったときのコミュニケーションがとりやすい
後席を振り返ったときのコミュニケーションがとりやすい

 もちろん、普段前を見て座る限りは、座り心地や体圧分布に違和感はない。ホールド性もしっかりあって、オフロードや高速コーナリングでは姿勢の保持に一役買ってくれる。なんとも子供好きのおじさん(お父さん)にはグッとくる装備ではないだろうか。

 さて、みなさんにとって、イラっとくる装備、グッとくる装備はなんでしょう? 

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