マジで!? 思わず感心する自動車メーカーエンブレムの超トリビア

アメリカのメーカーはどんなロゴマークを使ってる?

●キャデラック

アメリカ・キャデラックのモデルに装着されたロゴマーク。写真は2021年から使用されている現行ロゴマークで、シンプルな2色構成なのが特徴
アメリカ・キャデラックのモデルに装着されたロゴマーク。写真は2021年から使用されている現行ロゴマークで、シンプルな2色構成なのが特徴

 アメリカを代表するブランドのキャデラックは、一見家紋のように思えるロゴマークを採用している。

 実際にそれは家紋であり、アメリカ・ミシガン州デトロイトを興した人物に由来している。

 キャデラックのロゴは、1701年にデトロイト市を設立したアンリ・ド・ラ・モット・キャデラックの紋章を基にしているが、人物としてのキャデラックはフランス王族の血を引いているとされている。

 自動車メーカーのキャデラックが創立された時代のロゴマークには、王冠、聖三位一体を象徴する3羽の鴨、水平の縞模様、月桂樹の冠などの要素を含んでいたが、その後何度かの変遷を経て、現在はシンプルなデザインに落ち着いている。

●ビュイック

「へぇー!」が止まらない!!! メーカーロゴにまつわる超トリビア
3つの盾をモチーフにしたビュイックの現行ロゴマーク。シンプルながら力強さを感じる

 現在はキャデラックと同じゼネラルモーターズグループに属する高級車ブランドのビュイックのロゴマークもまた、家紋をモチーフにデザインされている。

 ビュイックの創設者であるスコットランド出身のデビッド・ビュイックの家系の紋章が3つの盾で構成されていて、自動車メーカーのビュイックのロゴもこれをベースにしている。

日本メーカーの海外向けブランドロゴ

●レクサス

「へぇー!」が止まらない!!! メーカーロゴにまつわる超トリビア
現在は日本でもすっかりおなじみになったレクサスのロゴマーク。楕円とLの文字を組み合わせたシンプルなデザインのせいか、一度見たら忘れない

 現在では日本国内でも販売を行っているレクサスだが、もともとはトヨタが海外で展開を開始した高級車ブランドだ。

 そのレクサスのロゴはブランド名(LEXUS)の「L」をデザイン化したシンプルなものだが、これにはラグジュアリー(Luxury)の意味も込められているという。

 一時期には、トヨタ車にレクサスのエンブレムを装着して“なんちゃってレクサス”化するブームもあった。

●インフィニティ

「へぇー!」が止まらない!!! メーカーロゴにまつわる超トリビア
2023年にリニューアルされたインフィニティのロゴマーク。リニューアルといっても基本デザインはインフィニティの創立時からほとんど変わっていない

 日産の北米向け高級車ブランドブランドがインフィニティで、これは日本語で「無限」を意味している。

 しかし、ブランドのアルファベット表記では、英語の「INFINITY」ではなくイタリア語の「INFINITI」を使っている。

 これはINFINITIの中にある4つの「I」が道路の線を表しているように見えるからだという。

 インフィニティのロゴマークは独特な形状をしているが、これは無限の彼方に進んでいくように見えるからともいわれている。

 ロゴ内の三角が富士山を意味するという意見もあるが、これに関してはメーカー側からの正式な見解はない。

●アキュラ

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ホンダが北米で展開するアキュラのロゴマーク。マーク中央にあるのはAではなく、ノギスを表しているというのは意外に知られていない

 アキュラはホンダが北米で展開している高級車のブランド。

 そのロゴマークはACURAの「A」をデザインしたようにも思えるが、実はこれは間違い。

 アキュラは英語の「Accuracy(正確さ)」に由来する造語であり、その正確さの象徴として、精密測定器具のノギスをモチーフにデザインしたのがアキュラのロゴだ。

 アキュラのロゴをよく見ると、逆さになったホンダの「H」が隠されているのが興味深い。

【画像ギャラリー】メーカーロゴマークの由来を探る(11枚)画像ギャラリー

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