結局のところ「オフにしておいてよい」のではないだろうか
アイドリングストップを搭載していても、ユーザーが(再発進時にもたつくなどの煩わしさから)機能を停止していることが多いようだ。機能をオフにしておくことで、バッテリーの交換サイクルが長くなるメリットもある。
また、ハイブリッド車の販売比率が右肩上がりで増えている今、ガソリン車のアイドリングストップによる燃費向上について、自動車メーカーサイドも、あまり重視していないように見受けられる。
コストや煩わしい使用感が気になるならば、ガソリン車では、アイドリングストップ機能が搭載されていても、「機能をオフ」にしておいてよいのではないだろうか……。筆者は最近そう感じている。
トヨタとホンダの「アイドリングストップ非搭載車」
最近、新登場する国産ガソリン車は、アイドリングストップが搭載されていないモデルが多いが、国産メーカーのなかで、特に「アイドリングストップ非搭載車」が目につくのがトヨタとホンダ。ということで、主な現行モデルをここで挙げていこう。
●トヨタの主なアイドリングストップ非搭載……現行型RAV4、ハリアー、ランドクルーザー300、ランドクルーザー70、ランドクルーザー250、アルファード、GRカローラなど。
●ホンダの主なアイドリングストップ非搭載車……フィット、WR-V、ZR-V、ヴェゼル、フリードなど。
アイドリングストップ用バッテリー車がお得度で上回るには、何時間アイドリングストップすればよい?
2Lクラスの乗用車は、10分間のアイドリングで130ml(≒22.1円)のガソリンを消費する。1時間だと132円。
アイドリングストップ車用バッテリーと一般バッテリーの価格差をざっくり1万円とすると、元を取るには約75時間のアイドリングストップが必要。75時間は厳しい……(※レギュラーガソリン170円/Lで計算)。

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