【XV インプレッサ アウトバック…人気車の長短所】スバル車の「推せるところ」と「惜しいところ」

■スバル レガシィアウトバック(341万~363万円)

フォレスターのアクティブなイメージと比べると全高が低く大人な印象のアウトバック。現在モデル末期となっている。B4と同じく水平対向4気筒2.5ℓNAエンジンのみを搭載

(TEXT/斎藤 聡)

●スバル レガシィアウトバックのココがイイ!!!……最低地上高が200mmとたっぷりあるので、4×4並みの走破性を持っている。特に河原、オフロード、雪道など、荒れた路面ほどその実力を発揮してくれる。走破性の高さが乗る人に万能感を与えてくれるのがこのクルマの大きな魅力のひとつ。オンロードを走らせても車高の高さからくる鈍さがほとんど見られず、走りやすい。

●スバル レガシィアウトバックのココが惜しい!!!……車格なりの高級感やスタイリッシュさが感じられない。クルマのキャラがどこに向かっているのかわかりにくい。搭載するエンジンは2.5Lのみ。実用性は充分だが、余裕は感じられない。その意味でも6気筒エンジンがなくなってしまったのは何とも残念。世界的にも稀有な水平対向6気筒だけに次期型での復活を強く望みたい。

●スペック(LEGACY OUTBACK B-SPORT):全長×全幅×全高=4820mm×1840mm×1605mm、ホイールベース=2745mm、最低地上高=200mm、車両重量=1570kg、水平対向4気筒2.5L DOHC、最高出力=175ps/5800rpm、最大トルク=24.0kgm/4000rpm

■スバル BRZ(247万5000~365万7500円)

水平対向エンジンを積む国産スポーツクーペという点で希少性が高く魅力的なFRスポーツカーだ。「STI Sport」の設定もあり、走り屋も満足できる性能を備える。アイサイトは非搭載だ

(TEXT/斎藤 聡)

●スバル BRZのココがイイ!!!……トヨタとの共同開発というハードルを乗り越えてFRスポーツカーを作ったところ。FRスポーツとしてのデキも優秀。クルマの挙動が掴みやすくコントロール性もいい。エンジンもパワフルとはいえないがFRの面白さを伝えるには充分。年改を経るごとにクルマが着実に進化して、完成度を高めている点も好ましいところ。

●スバル BRZのココが惜しい!!!……せっかくFRスポーツカーを作ったのだから、VDCをオフにしたら裏側での細かな介入なしに完全にオフにできるようにしてほしい。微細なアシストでコントロール性を保ったり、スピンしにくくするのは、スポーツカーとして考えたら大きなお世話だと思う。ないものねだりをすれば、もう少しパワーとトルクがほしい。

●スペック(STI Sport):全長×全幅×全高=4240mm×1775mm×1320mm、ホイールベース=2570mm、車両重量=1250kg、水平対向4気筒2L DOHC、最高出力=207ps/7000rpm、最大トルク=20.9kgm/6400rpm、6MT(6ATもあり)

【画像ギャラリー】スバル現行全10モデルをギャラリーでチェック!!!

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