ひと呼吸おいてからでも間に合う「ディーラーオプション」
ディーラーオプションは、工場ではなくディーラーで取り付けるオプションのこと。基本的には完成した車両に後付けされる装備品が多く、新車納車後にも選択できるので、納車後に熟考してから選択するのがおすすめだ。
特に以下のものに関しては、新車購入時に慌てて決断しなくてもいいものと言える。
●純正ドライブレコーダー
ディーラーオプションとして純正ドライブレコーダーを付ける場合、もっとも気になるのはその価格。場合によっては前後カメラで10万円を超える場合もある。ディーラーによって特定の製品(純正品や提携ブランドなど)に限られるため、選択肢が狭くなる場合も多い。
また、純正ドライブレコーダーの場合、車両のデザインとの整合性が重視される結果、カメラの設置位置や配線の自由度が決まってしまう場合がある。機器に不具合が発生した際にも自分で対処しづらく、ディーラーに連絡する必要がある。
●ボディコーティング
近年ディーラーオプションとして勧められることの多いボディコーティング。ディーラー施工のメリットは、車種ごとの特性に合わせた専門的な施工と、長期保証が付く安心感だが、その分費用は専門施工業者や自分でキットを使う場合に比べて割高になりことがある。
コーティングは定期的なメンテナンスを求められることも多いので、自身の予算や、どれくらいの手間をかけられるかを考慮して選択するのがお薦め。
●純正フロアマット
純正フロアマットにブランドロゴが入っていると、所有する喜びがぐっと高まる。色や質感の異なるタイプが複数用意されていることもあり、選ぶ楽しさもある。車種専用に設計されているためフィット感が高く、安心感が高いこともメリット。
かつてはディーラーのサービス品として無償というケースもあったが、有料の場合は意外と高くつくケースも。そんなときは市販品も検討して、予算とのバランスを考えて選びたい。
●大口径ホイール&低扁平タイヤ
タイヤの外径を変えずにホイール(リム)を大径化し、タイヤの扁平率を下げるインチアップは、スポーティーでスタイリッシュな外観をもたらすことから高い人気を誇るが、やはり純正品はコストが高くなりがち。
もし純正品にこだわらないのであれば、納入後にじっくり選んだほうが好みのホイールが見つかることもある。
また一般的に、大口径&低偏平タイヤは乗り心地が硬く感じられる傾向にあり、同乗する家族から不評を買うなんてことがないよう、燃費面も含めて確認しておきたい。
メーカーオプションとディーラーオプションのいずれにしても、その装備がホントに必要か? 後から付けられるか? リセールバリューを高めてくれるか? を確認しつつ、コスパの良い、さらに後悔しないオプション選びを実践したいものだ。
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