2025年8月22日、三菱は新型「デリカミニ」を発表、同日より予約注文を開始した。発売は今秋を予定している。
デザインをさらにブラッシュアップし、インテリアの質感も大きく向上した新型デリカミニ。今作も注文殺到することは間違いないだろうが、人気モデルであるだけに、横展開もみてみたいところ。そこで提案したいのが、新型デリカミニをワイドボディ化させ、「デリカD:2」の次期型モデルとして販売することだ。
文:吉川賢一/写真:MITSUBISHI
【画像ギャラリー】ぜひとも新型「デリカミニ」で次期型を!! 三菱が販売する2列シートコンパクトミニバン「デリカD:2」(19枚)画像ギャラリーソリオのOEM供給モデルであるデリカD:2
三菱の「デリカD:2」そして「デリカD:2カスタム」は、軽自動車にも使われるプラットフォームを採用しながらワイドボディ化した2列シートコンパクトミニバンであり、スズキ「ソリオ」/「ソリオ バンディット」のOEMモデルだ。
現行デリカD:2は、ソリオ同様に2025年2月に一部改良を受けており、標準車およびカスタム共に、新しいフロントデザインを採用、さらにアダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能)と車線維持支援機能を標準装備とした。価格は標準車が税込210~264万円、カスタムが235~269万円で、ソリオ(192~259万円、バンディット230~264万円)よりやや高めに設定されている。
三菱はデリカD:2以外にも、タウンボックス(エブリィワゴン)、ミニキャブバン(エブリィ)、ミニキャブトラック(キャリィ)と、スズキから複数のOEM供給を受けているが、なかでもデリカD:2は、2025年1~8月で3,221台(平均月販約400台)を販売し、三菱の登録台数に確かな貢献をはたしている。参考までに、同期間(2025年1~8月)の三菱車の販売は、デリカD:5が17,819台、アウトランダーPHEVが5,751台、エクリプスクロスが5,473台だ。
ただ、兄弟車であるソリオは、同期間で37,420台(月平均4,678台)とデリカD:2を大きく上回り、ソリオ同様に、軽自動車と同じプラットフォームを採用しつつワイドボディ化した2列シートコンパクトミニバンであるトヨタ「ルーミー」は、なんと66,171台(月平均7,710台)と圧倒的な人気を誇る。王者が君臨するレッドオーシャン市場ではあるが、それだけ潜在需要が高いということであり、一発当てることができれば、大ヒットにつながる可能性を秘めているといえる。
そこで提案したいのがこのデリカD:2に「デリカミニ」戦略をとりいれること。三菱は軽自動車「ekクロススペース」のデザインと車名を大胆に変え「デリカミニ」として販売したことで、大ヒットさせることに成功した。このデリカD:2も、オールラウンダーミニバンである「デリカD:5」のように、アウトドアで映える武骨なデザインをとりいれれば、ルーミーやソリオに対抗しうる存在になることができるのではないだろうか。






















コメント
コメントの使い方トヨタのルーミーはダイハツのトールのOEMですよね?なぜそこは書かないんでしょうか…。あと、モデルチェンジ後のデリカD:2とソリオバンデッドはそっくりなのでどっちでワイド化しても似たような感じになる気がしますが。個人的には三菱が他メーカーより売れてない、トヨタは三菱含め一番売れてると言いたいだけのように感じます。
ボクも、大口径タイヤとサスペンションの見直しで車高を3㎝位上げて、とワイドトレッド型(スライドドアを逃がす)にして、バンパーも前後に押し出し感を高めれば、開発コスト低めで売価低めなら、新たな購入者層が生まれると想います!というか欲しい…