新型デリカミニのワイド化で、ぜひ「新型デリカD:3」を!!
軽自動車と同じプラットフォームを採用しつつワイドボディ化した2列シートコンパクトミニバンをつくるのなら、スズキからのOEM供給に頼らずとも、日産との合弁会社で対応することが可能なはず。
三菱は、日産と共同出資する合弁会社「NMKV」において、軽自動車の企画およびプロジェクトマネジメントを行っている。プラットフォームやパワートレインの開発は日産が中心となり、三菱の製造ノウハウを活かして同社の車両生産拠点の水島製作所(岡山県倉敷市)で生産が行われている。
サクラ/ekクロスEV、デイズ/eKワゴン/eKクロス、新型ルークス/eKスペース/デリカミニという、近年の商品群はその成果であり、軽自動車に特化することで効率的な投資を可能にしている点が強みだ。
このNMKVでデリカD:2の次期型を開発、「新型デリカD:3」として販売するのだ。実質的には「デリカミニのワイド版」ということにもなる。エクステリアは、新型デリカミニの拡大版とし、インテリアも、質感が非常に高くなった新型デリカミニを踏襲し、12.3インチのGoogle搭載インフォテイメントシステムと7インチ液晶メーターの「モノリスディスプレイ」を備えることで、ルーミーやソリオに対して、先進性を打ち出せる。もちろん、さらに「デリ丸。」を活用したキャラクター戦略も継承する。
パワートレインは、1.0Lクラスのガソリンエンジン+マイルドハイブリッドシステムが現実的だ。軽自動車ベースの軽量ボディを前提とすれば、フルハイブリッドではなくても燃費性能は十分に確保でき、かつコスト上昇も抑えられる。日産側も新型「キューブ」として販売すれば、投資回収を台数効果で狙うことも可能だと考えられ、現実味がある戦略だと思う。
2列シートコンパクトミニバン市場に両社が本格参入することには、大きな意味がある!!
ルーミーとソリオという2強がしのぎを削っている2列シートコンパクトミニバン市場だが、新しいモデルが投入されれば、ブレイクスルーが起こり、市場の流れが一変する可能性はある。「デリカ」という強力なブランドを冠する新型デリカD:3、そして日産の新型キューブはその有力な候補だ。
トランプ関税によって米国向けの関税が従来の2.5%から15%となったいまは、国内市場への注力は不可欠であり、日本でもっとも売れている市場のひとつである2列シートコンパクトミニバン市場に両社が本格参入することには、大きな意味がある。ぜひとも登場を期待したい!!
【画像ギャラリー】ぜひとも新型「デリカミニ」で次期型を!! 三菱が販売する2列シートコンパクトミニバン「デリカD:2」(19枚)画像ギャラリー




















コメント
コメントの使い方トヨタのルーミーはダイハツのトールのOEMですよね?なぜそこは書かないんでしょうか…。あと、モデルチェンジ後のデリカD:2とソリオバンデッドはそっくりなのでどっちでワイド化しても似たような感じになる気がしますが。個人的には三菱が他メーカーより売れてない、トヨタは三菱含め一番売れてると言いたいだけのように感じます。
ボクも、大口径タイヤとサスペンションの見直しで車高を3㎝位上げて、とワイドトレッド型(スライドドアを逃がす)にして、バンパーも前後に押し出し感を高めれば、開発コスト低めで売価低めなら、新たな購入者層が生まれると想います!というか欲しい…