クルマに装備されている消耗品のなかでも、とりわけ重要な部品である「タイヤ」。しかしながら、交換費用が高く、できるかぎり長持ちさせたいところですよね。
タイヤは走ることで摩耗していきますが、日々のちょっとした運転習慣や定期的な点検を心がけることで、寿命を延ばすことも可能。タイヤを長持ちさせる運転術やメンテ術を紹介しつつ、「交換のタイミング」についてもご紹介します。
文:吉川賢一/アイキャッチ画像:Adobe Stock_ metamorworks/写真:Adobe Stock、写真AC
【画像ギャラリー】タイヤの寿命を縮めてませんか? 寿命を延ばす運転術&メンテ術とそれでも必要な交換時期(9枚)画像ギャラリータイヤの寿命を延ばすためには「空気圧チェック」は超重要!!
カーライフにおける出費のなかでも、大きな負担となる「タイヤ交換」。交換タイミングが近づいている現実を直視したくないあまり、タイヤの状態を確認することをためらってしまう、という人も少なくないのではないでしょうか。昨今は、性能のいい格安タイヤの選択肢も増えていますが、それでも工賃込みで4本5万円から10万円ほどは覚悟しなければならず、タイヤの交換頻度はできるかぎり減らしたいところ。
そのためにぜひ行ってほしいのが、タイヤ空気圧の適切な管理です。タイヤにはメーカーが指定する空気圧が設定されていますが、指定空気圧が維持されないと、偏摩耗が起こりやすくなってしまうため、寿命を早く迎えてしまうことになってしまうのです。
タイヤの空気は時間の経過とともに徐々に抜けていってしまいますので、定期的なチェックが必要。月に一度は指定空気圧になっているか、チェックをするようにしてください。タイヤ空気圧は、走行によってタイヤ内の空気が温められると高くなってしまうため、走り始めのタイヤ内圧が低いときに確認するようにしてください。
空気圧は、高すぎても、設計通りのタイヤ接地面が確保できなくなることで、グリップ力が低下してしまうという安全面でのリスクがあります。メーカー指定の空気圧をしっかりと守るようにしてください。
「据え切り」はできるかぎり控えて!! 段差にもできるかぎり乗らないように
日常の運転操作も、タイヤに大きな影響を与えます。特に注意したいのは、クルマが前進も後退もしていないときにハンドルをグルグル回す「据え切り操舵」。軽自動車でも1000kgほどあるクルマの重さが、はがき1枚程度の面積(×4輪)にかかっている状態でハンドルをグルグル回すことは、トレッド面を強く削ってしまう行為です。駐車場などで切り返しが必要な場合は、クルマを少しずつ動かしながら操舵をするようにしてください。
また、段差や縁石にできる限り乗り上げないようにすることも、タイヤの寿命を延ばすことに繋がります。特に近年採用が増えている低扁平タイヤは、タイヤの厚みが薄いため衝撃が伝わりやすく、パンクやピンチカット(タイヤの内部コードの断裂によりタイヤ表面にこぶのような膨らみが生じること)の原因になってしまいます。どうしても乗り上げざるを得ない場合は、車速を十分に落とし、タイヤが通る箇所を選んで進むようにしてください。
そしてもちろん、交差点やコーナーでスピードを落とすことも重要。交差点やカーブでの減速不足はスリップアングル(クルマの進行方向と、転舵したタイヤが向いている方向との角度)を大きくし、タイヤ外側の摩耗を加速させます。タイヤが「キュッ」と鳴るなら速度オーバーのサインです。
このほか、不要な荷物を降ろしてタイヤにかかる負荷を減らしたり、定期的にタイヤのローテーションを行って四輪を均等に摩耗させることも、タイヤの寿命を延ばすことに繋がります。












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