燃費も良くて内装も充実しているトヨタのSAIはファミリーカーにぴったり!?
2009年7月に発売されたレクサス HS250hの姉妹車として、同年12月に発売されたSAI。
その当時の新車価格は338万円から426万円という高級車の部類に入るSAIだが、現在の中古車市場では安い個体なら40万円前後、平均価格でも100万円前後というお手頃な価格で推移している。
そんなSAIの魅力は機能美と品格を調和し、洗練させたシンプルでモダンな内外装デザインにある。
トヨタ車のデザインフィロソフィであったVIBRANT CLARITYに基づき、エクステリアは優れた空力性能を象徴するトライアングルシルエットをセダンとして初めて具現化。床下のフラット化を行ったことで、空力特性はクラストップレベルのCd値0.27を誇った。
一方、リモートタッチの採用などによる人に優しい先進の操作性を象徴した薄く滑らかなセンタークラスターをはじめ、インテリアはすっきりとした美しさで統一されたモダンで上質感あふれるものであった。
加えて、華やかな艶感と手になじむ質感を兼ね備えたファブリックシート表皮、ポップアップ式8インチディスプレイを採用したHDDナビゲーションシステム、運転席と助手席で別々に温度設定が可能な花粉除去モード付きの運転席・助手席独立温度調整オートエアコンなどの快適装備も充実。
前方・後方プリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー方式)の設定をはじめとした先進技術の採用とともに、7つのSRSエアバッグの全車標準装備に加え、後席SRSサイドエアバッグを設定するなど高い安全性能を追求されていた。
それでいて、2.4リッター アトキンソンサイクルエンジンとモーター、リダクションギヤを組み合わせたハイブリッドシステムのリダクション機構付のTHS Ⅱはコンパクトカーに相当する23.0km/Lの低燃費も実現。
そう考えると、実は今の時代に合っているのかも?
今なら買えるトヨタが誇るフラッグシップクーペの4代目ソアラ
誕生から20年目の節目となる2001年4月に発売された4代目のソアラ。
フランスのトヨタデザインスタジオでギリシア人デザイナーのソリティス・コヴォスが担当したスタイリングは、コンパクトなキャビンと滑らかな曲面からなる引き締まったボディが大きな特徴であった。
また、歴代ソアラでもっとも短い4515mmの全長ともっとも広い1825mmの全幅を採用したプロポーションは見た目のインパクトも十分で、かつメタルルーフを分割格納するコンバーチブルクーペというスタイルも斬新。格納式ルーフが室内とトランクのスペースを狭めることから、後席はプラス2席とわりきったデザインであった。
一方、インテリアには天然木や本革をふんだんに使い、空調とオーディオはオープントップ時にも快適なクルージングができるように自動制御機能を付けるなど、まさにトヨタの最先端を行くフラッグシップクーペに相応しいこだわりを満載。
レクサスにブランドチェンジした後はスーパーGTでも活躍したソアラだけに走りもスポーティで、セルシオ(レクサスLS400)用のV型8気筒4.3リッターエンジンと5速ATとの組み合せは、パワフルさと安定感が高い次元で両立。ホイールもトヨタ車としては初の18インチを採用されていた。
2004年5月にはフロントシートにリクライニング角度とスライド幅を連動で制御するシステムを新たに採用し、室内の居住性や快適性を高める改良を実施。
当時の新車価格は600万円を超える高嶺の花だったソアラだが、現在の中古車市場では年式が古いこともあって平均価格は80~90万円といったところ。
新しい個体でも20年以上前に発売されていることを考えると購入には二の足を踏んでしまうだろうが、それを補って余りあるソアラが醸し出す高級感や今、見ても斬新なスタイリングは魅力的と言わざるを得ない。
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