新型FRコペン期待大!! でも現行GRコペンだって魅力ありすぎな件

新型FRコペン期待大!! でも現行GRコペンだって魅力ありすぎな件

 日本自動車史において重要な、1980年代から1990年代のスポーツモデルを「その時代における存在意義」で現行車と比較。ここではダイハツの新旧軽オープンスポーツと、スズキの新旧コンパクトスポーツの対決をご覧いただこう!!

※本稿は2025年10月のものです
文:片岡英明、清水草一/写真:ダイハツ、スズキ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年11月10日号
※各車の諸元データは代表的なグレードのものです

【画像ギャラリー】軽&コンパクトカーは昔から良車揃い!! ダイハツ軽オープン&スズキコンパクトそれぞれの新旧モデルを比較(14枚)画像ギャラリー

現行型ダイハツ コペン vs 初代ダイハツ リーザスパイダー

ダイハツ コペン(現行型・2014年登場)。全長3395×全幅1475×全高1280mm、車重850kg、0.66L直3ターボ(64ps/9.4kgm)
ダイハツ コペン(現行型・2014年登場)。全長3395×全幅1475×全高1280mm、車重850kg、0.66L直3ターボ(64ps/9.4kgm)

 軽自動車の規格が550ccエンジンで、 ボディもコンパクトだった1986年に鮮烈なデビューを飾ったのがダイハツのリーザだ。2+2レイアウトの軽スペシャルティカーだった。

 660ccエンジンの時代になってからは、クーペに加えフルオープンのスパイダーが登場する。しかもパワフルなターボ仕様だ。

ダイハツ リーザスパイダー(初代・1991年登場)。全長3295×全幅1395×全高1345mm、車重730kg、0.66L直3ターボ(64ps/9.4kgm)
ダイハツ リーザスパイダー(初代・1991年登場)。全長3295×全幅1395×全高1345mm、車重730kg、0.66L直3ターボ(64ps/9.4kgm)

 コペンは2002年に登場した。こちらもオープンカーだが、電動メタルトップを採用している。現行モデルは2代目で、最盛期はボディタイプも多かった。

 今は走りの装備を充実させたGRスポーツが主役だ。走りの実力だけでなく、販売実績や快適性を見てもコペンの優位は揺るがない。(TEXT/片岡英明)

●結果:現行型ダイハツ コペンの勝利……販売実績も快適性もコペンが圧倒的に優位!

現行型スズキ スイフトスポーツ vs 初代スズキ カルタスGT-i

スズキ スイフトスポーツ(現行型・2017年登場)。全長3890×全幅1735×全高1500mm、車重970kg、1.4L直4ターボ(140ps23.4/kgm)
スズキ スイフトスポーツ(現行型・2017年登場)。全長3890×全幅1735×全高1500mm、車重970kg、1.4L直4ターボ(140ps23.4/kgm)

 カルタスGT-iは、当時、マニアックな日陰の花だった。乗れば「意外とやるな」っていう感じで、普通のクルマ好きがわざわざ買うような、人気のあるモデルじゃなかった。

 対する現行スイスポは、今のコンパクトスポーツ界の絶対的なリーダー。すばらしく出来がいいうえに、実用性もあって値段もお安い。

スズキ カルタスGT-i(初代・1986年登場)。全長3670×全幅1545×全高1350mm、車重730kg、1.3L直4(97ps/11.2kgm)
スズキ カルタスGT-i(初代・1986年登場)。全長3670×全幅1545×全高1350mm、車重730kg、1.3L直4(97ps/11.2kgm)

 国民車に推したいくらいの名車であり、「これしかないんです!」という貴重な存在だ。日陰の花どころか、世界に冠たる主役級である。歴代スイスポのなかでも傑出している、と私は思っている。

 ということでこの勝負、文句なく現行スイスポの勝ち!(TEXT/清水草一)

●結果:現行型スズキ スイフトスポーツの勝利……現行スイスポは世界に冠たる主役級の存在!

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