日本自動車史において重要な、1980年代から1990年代のスポーツモデルを「その時代における存在意義」で現行車と比較。ここではダイハツの新旧軽オープンスポーツと、スズキの新旧コンパクトスポーツの対決をご覧いただこう!!
※本稿は2025年10月のものです
文:片岡英明、清水草一/写真:ダイハツ、スズキ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年11月10日号
※各車の諸元データは代表的なグレードのものです
現行型ダイハツ コペン vs 初代ダイハツ リーザスパイダー
軽自動車の規格が550ccエンジンで、 ボディもコンパクトだった1986年に鮮烈なデビューを飾ったのがダイハツのリーザだ。2+2レイアウトの軽スペシャルティカーだった。
660ccエンジンの時代になってからは、クーペに加えフルオープンのスパイダーが登場する。しかもパワフルなターボ仕様だ。
コペンは2002年に登場した。こちらもオープンカーだが、電動メタルトップを採用している。現行モデルは2代目で、最盛期はボディタイプも多かった。
今は走りの装備を充実させたGRスポーツが主役だ。走りの実力だけでなく、販売実績や快適性を見てもコペンの優位は揺るがない。(TEXT/片岡英明)
●結果:現行型ダイハツ コペンの勝利……販売実績も快適性もコペンが圧倒的に優位!
現行型スズキ スイフトスポーツ vs 初代スズキ カルタスGT-i
カルタスGT-iは、当時、マニアックな日陰の花だった。乗れば「意外とやるな」っていう感じで、普通のクルマ好きがわざわざ買うような、人気のあるモデルじゃなかった。
対する現行スイスポは、今のコンパクトスポーツ界の絶対的なリーダー。すばらしく出来がいいうえに、実用性もあって値段もお安い。
国民車に推したいくらいの名車であり、「これしかないんです!」という貴重な存在だ。日陰の花どころか、世界に冠たる主役級である。歴代スイスポのなかでも傑出している、と私は思っている。
ということでこの勝負、文句なく現行スイスポの勝ち!(TEXT/清水草一)
●結果:現行型スズキ スイフトスポーツの勝利……現行スイスポは世界に冠たる主役級の存在!


















コメント
コメントの使い方FRコペンに興奮しましたが、間違いなく重く&高額になるので
軽い上に210万、GRすら240万で買える現行を選ぶのはアリ。
特に軽なので馬力上げられず、けれどFR化の重量増で軽快さは薄れ、性格は必ず変わる。
現コペンは同等チューンのS660やアルトワークスにもタイム勝つので、速さ求めるなら現行は間違いない