できれば「予防」で乗り切ろう
こうした対処法ももちろん大事なのですが、そもそも曇りや凍結を起こしにくい環境をつくっておくと、冬の朝のストレスはぐっと減ります。
まず曇り対策としては、ガラス内側をきれいにしておくこと。ガラスの内側は、目では見えにくい埃や手垢、たばこのヤニなどで汚れており、この汚れが湿気を吸着することで曇りを助長します。水拭きしたあと乾拭きで仕上げるだけでも効果は大きく、専用の内窓クリーナーや曇り止めスプレーを使えば、さらに曇りにくくなります。
ガラスをきれいにしておくことは、凍結防止にも有効です。フロントガラス外側は、空気中に浮遊する油分が付着するなどで、意外に汚れているもの。この油膜をきれいに除去するだけでも、凍結の程度が変わってきます。油膜を除去したあと撥水コーティングをしておくと油膜が付きづらくなります。
また、駐車時に「クルマの向きをひと工夫」するのも効果的。フロントガラスを壁や塀などに向けておくと、放射冷却を壁が遮ってくれるほか、壁からの放熱でガラスの温度低下を抑制してくれるため、凍結の程度を軽減できます。壁などがないという場合は、朝日があたる方向にフロントガラスを向けておくと、朝日によって凍結が緩むことが期待できるでしょう。もちろん、凍結防止シート等をフロントガラスにかけておくのもお薦めです。
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エアコンとデフロスターは冬の強い味方。寒い朝こそ、正しい使い方で安全なドライブをスタートさせましょう。
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