信号無視 乱横断 ながらスマホ… 歩行者は道交法違反で処罰されないのか?


歩行者と自動車の事故が起きた場合、過失割合はどうなる?

 ここで気になるのは事故が起こった場合の過失割合だ。まず、歩行者が青信号で横断を開始し、四輪車が赤信号で交差点に進入し衝突した場合の基本過失割合は、「歩行者0:運転者10」。

 横断歩道を渡る歩行者側の信号が赤だった場合、明らかに事故原因の一端は歩行者にあり、信号無視の歩行者と自動車による交通事故の基本過失割合は「歩行者7:運転者3」と、歩行者に不利になる。

 信号規制がなく、かつ横断歩道以外で道路を横断する歩行者と自動車が衝突した場合の基本過失割合も「歩行者7:運転者3」となる。

 また、ここ数年耳にする、夜間、街灯が少ない暗い道路に横たわっている歩行者と自動車が接触した場合は「歩行者5:運転者5」となる。

※いずれも事故の状況によって実際に決定した過失割合と「基本過失割合」が異なる場合がある。参考サイト:アクサダイレクト

免許がなければ何をしてもいいというのは勝手な思い込みに過ぎない

歩きスマホによる事故も多発している

 日本国内の法律を知らないのは、法律の周知を務める部署の努力不足でもある。しかしながら自転車だろうが歩行者だろうが、この日本国内で生活している以上、日本の道交法に則った行動をする義務があるのだ。

 また自転車の取り締まりは年々強化されている。免許取得者であれば、厳しい処分が下される可能性もある。自分の身を守るためにも、道交法を理解した上で、周囲の状況を常に判断して、運転や移動することを心がけたい。

 たとえ、交通弱者とされる歩行者であっても、信号無視などの交通違反により死傷事故が誘発された場合は、立件されて罰せられる可能性も高くなることを知っておこう。もちろん、損害を賠償する義務があることも忘れてはならない。

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