「なんとなく気持ちいい」ではなかった! マツダの裏側に驚く
試乗後、マツダの開発陣に率直に尋ねてみた。なぜここまで、狙った速度をきちんとつくれるほど、繊細なアクセル操作に応えてくれるクルマを仕立てられるのか。そこには、どんな積み重ねがあったのか――と。
返ってきた答えは、驚くほどまっすぐだった。要するに、それだけ膨大なデータを積み重ねてきたからだという。そのようにして蓄えた知見があるからこそ、マツダのクルマは世代を重ねるたびに、操作に対する正確さを高めていけたのだ。
また、冒頭ではマツダが感性工学を用いていることに触れたが、聞くところでは「音」にもこだわって科学的な検証を重ねているそうだ。マツダのクルマつくりは、要するに「徹底された科学」を土台にしているのだ。
科学は一朝一夕ですぐに結果がでるということは決してない。断じてない。飽くなき探求心で地道な積み重ねと考察をしていった先にようやく光が見えてくる。
ローマは1日してならず。初日にマツダの歴史やマツダの生産を支える工場に触れた際に抱いた感想だ。この言葉は、もともとスペインの作家セルバンテスによる名作小説『ドン・キホーテ』の中に登場する。しかし、本来のスペイン語での表現は少し異なる。
原語での表現は次の通り。「サモラは一時間では落ちなかった」。サモラというスペインの都市を陥落させるには、周到で焦らず時間をかけなければならないということだ。重要で困難なことには時間と努力が必要だという意味でもある。
同時に、時間かけてつくりあげたものは困難に遭っても、簡単に崩されることはない。積み重ねを大事にするマツダのクルマつくりは、まさにこの言葉があてははまるかのようだ。
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