自動車ローンも金利上昇で支払い増!? ディーラーローンだけじゃない「銀行系ローン」が意外と狙い目なワケ

自動車ローンも金利上昇で支払い増!? ディーラーローンだけじゃない「銀行系ローン」が意外と狙い目なワケ

 クルマの価格上昇に加え、自動車ローンの金利もじわり上昇気味。購入総額を抑えるには、車両値引きだけでなくローン金利の比較も重要だ。銀行系ローンの金利割引きや借換えを知れば、月々の支払いを見直すヒントになるぞ!

文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobe Stock(トビラ写真=Witoon@Adobe Stock)

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金利上昇時代こそ「月々いくら?」を先に見るべし

クルマを購入する時は胸もおどるもの、「買うぞ!」という気持ちがはやった結果、おもわぬ出費になることも(Nuttapong punna@Adobe Stock)
クルマを購入する時は胸もおどるもの、「買うぞ!」という気持ちがはやった結果、おもわぬ出費になることも(Nuttapong punna@Adobe Stock)

 新車の見積りを見て「まあ、月々ならいけるか」と思った瞬間がいちばん危ない。車両価格、オプション、登録諸費用、保険、メンテパック……と積み上がったところに、自動車ローンの金利が乗ってくるからである。

 近ごろは日銀の金融政策も「金利のある世界」へ動いており、ローン金利も以前より意識せざるを得ない状況だ。もちろん、すべてのローンが一斉にドカンと上がるわけではない。だが、変動金利の商品では市場情勢に応じて金利が見直されることがある。これは銀行系ローンでも同じだ。

 そこで効いてくるのが、金利差である。たとえば300万円を60回払いで借りる場合、元利均等返済、ボーナス払いなし、手数料なしで試算すると、金利年2.0%なら月々の返済額は約5万2583円。一方、金利年3%なら約5万3906円となる。差は月々約1323円だが、60回では約7万9367円の差になる。たった1%と思っても、実際の支払いではなかなか見逃せない差になるわけで、ローン金利は侮れないのである。

 とはいえ、ディーラーローンを全否定する必要はない。商談と同時に手続きできるラクさ、審査のスピード、残価設定ローンとの相性など、ディーラーならではの強みはある。納期が迫っている時や、残価設定型で月々を抑えたい時には頼もしい存在だ。

銀行系ローンは金利割引きと借換えが意外と便利だ

手続きや審査が面倒に思われがちな銀行ローンも実は、お手軽な場合も(buritora@Adobe Stock)
手続きや審査が面倒に思われがちな銀行ローンも実は、お手軽な場合も(buritora@Adobe Stock)

 銀行系の自動車ローンは、ディーラーローンより手続きが少し面倒そうに見える。だが最近はWeb完結型も増え、スマホで仮審査、必要書類もオンライン提出という流れが珍しくない。見積書を用意して申し込み、審査が通れば購入資金として借りるという仕組みだ。

 注目したいのは、金利割引きである。銀行によっては、住宅ローン残高がある、カードローン契約がある、証券口座を持っている、といった条件で自動車ローンの金利が下がる場合がある。すでに住宅ローンを組んでいる人なら、「いつもの銀行」が意外な伏兵になるわけだ。

 さらに、銀行系ローンは借換えに対応する商品もある。現在の自動車ローン金利が高いと感じるなら、残債や返済期間、手数料を確認したうえで借換えを検討する価値はある。ただし、審査は当然あるし、借入実行日の金利が適用される商品もある。申し込み時点の金利だけを見て安心するのは早い。

 結論として、クルマを買う時は「車両価格の値引き」だけで勝負を決めないことだ。ディーラーで見積りを取りつつ、銀行系自動車ローンでもシミュレーションする。これだけで月々の支払い感はかなり見えやすくなる。金利上昇時代のクルマ購入は、エンジンや燃費だけでなく、ローンの中身までチェックしてこそ賢いのである。

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