2022年に登場したアルファロメオ トナーレは、アルファの伝統であるアクティブな走りに現代の電動化技術を取り入れた、現在のアルファロメオの中核を成すSUV。2026年3月にマイナーチェンジを受けたトナーレに西川昇吾氏が試乗!!
※本稿は2026年4月のものです
文:西川昇吾/写真:奥隅圭之、ステランティス ほか
初出:『ベストカー』2026年5月26日号
アルファの中核SUVが4年めの改良
アルファロメオの中核SUVであるトナーレが大幅改良で生まれ変わった。外観も変更され、アルファらしい独創性と未来感を思わせるデザインとなり、ほかにはない雰囲気を纏っている。
しかし、見た目だけでなく、走行性能に関しても進化しているのが大きなポイントだ。トレッドは片側4mm広がり、エンジンやトランスミッションの制御、可変バルブタイミングの変更などで0-100加速を0.3秒短縮している。
また、イタリア車の話題になると課題と言われることが多い、品質と信頼性にも手を加えてきたとのことだ。
今回はワインディングを中心としたエリアでの試乗となった。乗り始めて最初に感じたのは「ステアリングが軽い」ということ。インフォメーションがやや薄く思えたのだが、ドライブモードをダイナミックにするとそんな心配はなくなった。
この状態でサスペンションだけノーマルモードにするのも可能なので、「クルマと対話したい人はぜひダイナミックモードで」ということだろう。間口を広くしつつ、通にも応える仕様だ。
SUVなのに軽快な走りを見せる!!
クルマとの対話という観点で言えば、アクセルペダルが重めでエンジンを感じられるのもいい。ただ、ブレーキは初期制動の立ち上がりが急なので、スムーズに運転するのは少し難しさを感じる仕上がりだ。
また、ワインディングで強く感じたのは軽快感。軽量スポーツカーのようにとは表現できないが、このサイズのSUVであることを考えると、ヒラヒラとコーナーをクリアしていくのが楽しい。日常域でハンドリングが楽しいSUVを探している人は一度試乗してみては? という具合だ。
流行の真ん中を行くSUVとはひと味違う、アルファらしさが増す改良だと実感した。
●アルファロメオ トナーレ 主要諸元
・グレード:イブリダ ヴェローチェ
・全長×全幅×全高:4520×1835×1600mm
・ホイールベース:2635mm
・車両重量:1600kg
・総排気量:1468cc
・エンジン:直4DOHC+ターボ
・最高出力:160ps/5750rpm
・最大トルク:24.5kgm/1700rpm
・モーター:20ps/5.6kgm
・WLTCモード燃費:16.6km/L
・車両価格:653万円






















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