2025年8月の大幅改良でエクストレイルは一気に選択肢を増やした。なかでも気になるのが、オーテック スポーツスペック(AUTECH SPORTS SPEC)だ。NISMOほど硬派すぎず、標準車より明らかに濃い。上質さと走りを両立した“大人のエクストレイル”として、本命になり得るのか?
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】SUVなのに走りがいいってマジ!? エクストレイル オーテックスポーツスぺックの走行ショットを大公開! NISMOとの並走もあるぞ!(14枚)画像ギャラリー見た目は上品、でも中身はかなり本気のスポーツ仕様
オーテック スポーツスペックは、エクストレイルのなかでもかなり特別な立ち位置だ。価格は590万円級。ベースはG e-4ORCEで、全長4705mm、全幅1840mm、全高1720mm、最低地上高185mmというサイズはAUTECH系らしくワイドすぎず、日本の道でも扱いやすい。
外観は、フロントプロテクター、リアプロテクター、サイドシルグロスモール、シグネチャーLEDなどで上質に仕立てられる。さらにスポーツスペック専用の20インチダークグラファイトフィニッシュアルミホイールとリアの専用エンブレムが入る。ギラギラしすぎないが、ただの高級仕様でもない。この“わかる人にはわかる”感じがオーテックらしい。
室内もブラックレザーシートにブルーステッチ、キルティング、ダークウッド調フィニッシャーを組み合わせる。SUVなのに、どこか湘南の海沿いを流したくなるような爽やかさ。エクストレイルのタフギア感とは別軸の、大人っぽいプレミアム感だ。
NISMO譲りの加速チューニングが効く!! ただのドレスアップではない
このグレードの肝は、見た目よりもむしろ中身にある。チューニングコンピューター、専用e-4ORCE制御、専用チューニングのドライブモードセレクター、専用サスペンション、車速感知式電動パワーステアリング、パフォーマンスダンパーを装備。つまり、外装を飾っただけの特別仕様車ではない。
特に注目は、NISMOと同じ加速チューニングを採用している点だ。エクストレイルは全車e-POWERだから、もともとモーター駆動の滑らかさがある。そこに伸びやかな加速感と、専用e-4ORCEによるコーナリング時の安心感を加えたのがスポーツスペック。攻めるSUVというより、長距離を気持ちよく走れるグランドツーリングSUVというキャラだ。
もちろん、価格は安くない。コスパ重視ならX e-4ORCE、タフな見た目ならロッククリーク、走りの濃さならNISMOという選び方もある。ただ、上質な内外装と気持ちいい走りをどちらも諦めたくないなら、オーテック スポーツスペックはかなり魅力的。派手に叫ばないのに、乗るほど効いてくる。そんな大人の最上級エクストレイルだ。
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