現在、国内自動車メーカーの販売の主軸は海外へと向けられている。そんな中でも国内ユーザーのため、各社が「日本のためのクルマ」をしっかりと作ってくれている。ここではトヨタ&レクサスが作る「日本のクルマ」トップ7を見ていこう。
※本稿は2026年5月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:トヨタ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年6月10日号
トヨタ&レクサスの日本貢献車トップ7
2025年度に国内で販売された新車のうち、トヨタ車が33%を占めた(レクサスを含む)。軽自動車を除いた小型/普通車に限ると、トヨタ比率は50%を超える。
それだけトヨタには、日本のユーザーの用途や好み、道路環境に適した車種が多いといえる。
そのトヨタ&レクサスの1位はコンパクトミニバンのシエンタだ。全長を4200mm台に抑えた5ナンバー車で、視界もいいから初心者が日本の混雑した道路環境でも安心して運転できる。
薄型燃料タンクによる低床設計で、3列目シートも床と座面の間隔に余裕があるから、膝の持ち上がる窮屈な着座姿勢になりにくい。3列目は2列目の下に格納され、日本のニーズが高い自転車も積みやすい。
3列じゃないなくともファミリー層から人気なのはあのSUV
2位はコンパクトSUVのライズ。SUVは外観のカッコよさが大切で、海外需要も多いから3ナンバー車が中心だ。しかしライズは全長が4m以下の5ナンバー車で運転しやすい。
フロントマスクには存在感があり、大人4名で乗車できる室内空間も備わる。自然吸気ガソリンエンジンのG・2WDは、190万円台でコンパクトハッチのような価格で購入できる。
このクルマを見ない日はない!?
3位はミドルサイズミニバンのノア&ヴォクシー。全車が3ナンバー車だが装備を充実させた。
3列目シートはレバーを引くと持ち上がり、サイドウィンドウ側へ押すと自動的にロックされる。スライドドアが開きかけている時、周囲に車両が接近すると、作動を止めて降車時の事故を防ぐ機能もある。日本の道路環境に適した装備が魅力だ。
4位はコンパクトSUVのカローラクロス。全長が4500mm以下のボディは運転しやすく、このサイズのSUVでは、荷室が広く使い勝手もいい。
トップ7に入らなかったレクサスから1台を選ぶならこのクルマ!
5位はハイブリッド専用車のプリウス。今は大半のトヨタ車にハイブリッドが用意され、低燃費は当然だ。そこで老舗のプリウスは、モーター駆動の機敏な走りに磨きをかけ、外観も5ドアクーペ風だ。ハイブリッドのスポーティな走りを訴求する。
6位はハリアーで、SUVながら販売の主力は国内だ。日本人の好みに合わせて開発され、内装は合成皮革を使いながら上質だ。
7位はGR86。ミドルサイズのスポーツカーで、日本の狭く曲がりくねった峠道でも運転しやすい。
レクサスは海外向けのブランドで、世界販売台数に占める国内比率も10%と低い。トップ7に入らない。
●トヨタ&レクサスの国内ユーザーへの貢献度
・トヨタ:★★★★★
・レクサス:★☆☆☆☆
トヨタは国内を支える存在で、ユーザーに対する責任感も強い。レクサスはやはり海外向けだ。














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