梅雨明け後の熱中症に注意! うっかりでは済まされない! 車内は15分で死の危険 熱中症が疑われる症状とすぐに取るべき対応

暑い車内を効率的に冷やすには?

総務省消防庁は7月7日、熱中症の1週間の救急搬送状況(6月29-7月5日)の速報値を公表。全国の救急搬送者数は1370人だった。前週(515人)比で855人増加し、2週ぶりに1000人を超えたという(Flower images@Adobestock)
総務省消防庁は7月7日、熱中症の1週間の救急搬送状況(6月29-7月5日)の速報値を公表。全国の救急搬送者数は1370人だった。前週(515人)比で855人増加し、2週ぶりに1000人を超えたという(Flower images@Adobestock)

 では暑くなった車内を効率的に冷やすには? JAFが行ったテストによると、夏の炎天下で車内温度を最も早く下げるには、窓を全開にしてエアコンを外気導入にして走り出し、車内の熱気を出してから窓を閉めて、エアコンを内気循環に切り替えて冷やす方法が最も効果的だったという結果がある。

 このテストは、車内が55℃になった時に「エアコンのみ」や「エアコン+走行」など、複数の方法のうちどれが最も早く車内温度が下がるのかをテストしたもの。

 結果、エアコン(内気循環)だけでは27.5℃に下げるのに10分かかったが、エアコン+走行の方法では28℃まで5分で下げることができている。

 なお、窓を開けずにエアコンの外気導入だけでの10分後の温度は29.5℃。エアコンだけの場合は内気循環のほうが若干早く温度が下がる。

夏の駐車時、最も早く車内温度を下げる方法は? JAFユーザーテスト(引用元)

熱中症が疑われる症状と、すぐに取るべき対応

 熱中症は初期対応が極めて重要である。初期症状としては、めまい、立ちくらみ、筋肉のけいれん、大量の発汗などが現れる。

 さらに症状が進行すると、頭痛、吐き気、強い倦怠感、意識がぼんやりするなどの症状が現れる。重症化すると、自力で水分補給ができなくなったり、呼び掛けへの反応が鈍くなったり、意識障害やけいれんを起こすこともある。

 熱中症が疑われた場合は、まず涼しい場所へ移動し、衣服を緩める。首、脇の下、足の付け根など太い血管が通る部分を冷やし、水分と塩分を補給する。

 ただし、呼び掛けへの反応が悪い、自力で水分が飲めない、意識がはっきりしない場合は、無理に水を飲ませてはいけない。すぐに119番通報し、救急隊の指示に従うことが重要である。

 熱中症は「少し休めば治る」と軽く考えてはいけない。重症化すれば命に関わる危険な病気である。梅雨明け直後のこれからの季節は、暑さに慣れていない人が多い。ほんの数分だからという油断が重大事故につながる。

 「子供もペットも絶対に車内へ残さない」「短時間でも油断しない」。この基本を徹底することが、命を守る最も重要な熱中症対策なのである。

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